手術note15 尿道の動的な屈曲による排尿困難の猫
11歳の未去勢オスのメインクーンが排尿困難で来院されました。
1週間前から排尿姿勢をとるが排尿できない状態で、かかりつけの動物病院で尿道カテーテルによる導尿を実施しているが改善がみられないとのことでご紹介をいただきました。
1年前にも同じような排尿困難があり、その時は内科的に改善したとのことでした。
来院時、膀胱は重度に拡大していました。外尿道口から4Frのアトムチューブを挿入したところ、若干抵抗感はありましたが、膀胱まで挿入は可能でした。
いわゆるオス猫の尿閉の典型像で