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今日もピアノマン

ビートルズを好きになるとどういう変化がおきるか。

常識にとらわれない自由な発想や行動をするようになる(主にジョンの影響)

自作自演をする。特にいろんな楽器を覚えたがる(主にポールの影響)

ま、僕の場合、この2つが同時進行で起こったわけです。モノの見方やシニカルなユーモア、オンリーワンであろうとすること、権力に負けないこと、人と同じ服を身につけないこと、、等。これらはジョン・レノンから教わった。

自分で曲をつくり、演奏することがベスト。できればピアノもドラムもベースもギターもなんでも弾けた方がいいのでトライする。。これらはポールから教わった。

ビートルズの音楽的影響をそのまま出すとナックやELOやデュークスのようにパロディになってしまう。マネはオリジナルを超えない。どちらかというと精神性や生き方を学んだ人の方が世の中には多いはず。いやそうであってほしいかも。

そこであえて音楽的な影響を書くと、ピアノを弾きながら歌うロックスターは本当に格好良いと思った。エルトン・ジョンは曲はいいけどかっこよくなかったし、ビリー・ジョエルやギルバート・オサリバンはあまりロックって感じがしなかった。でもポール・マッカートニーがピアノを弾き、左利きでリッケン4001を弾く姿は子供の目から見てもかっこいいなぁと思えた。妹がピアノ教室用に使ってたアップライトピアノを占領し、見よう見まねでコードを弾き始めた。やがて妹がピアノのお稽古をやめてしまうと完全に僕のものとなった。毎日、帰るとピアノを弾いた。いつのまにかピアノで曲をつくり、弾き語りできるようになっていた。原田真二さんがカーリーヘアでピアノを弾き、ハスキーボイスで歌う姿がめちゃ格好良かった。どうして自分の頭は五分刈りなのか先生をうらんだ。

大学では入った軽音サークルでキーボードを担当し、某ヤマハのアマチュアコンテストの県予選でベストキーボーディスト賞もいただいた。ギターもベースもドラムもやるので1人でデモ音源くらいはつくれるのだが、やはり生のバンドが最高ということで仲間とバンドを組んだ。このへんもすぐバンドを組むポールと同じか。

あれから何十年も経ったが、いまも自室にはキーボードがあって、パソコンをいじる合間にぽろんぽろん弾いてたりする。またバンド活動も再開したのでキーボードをかついでリハに行くことも増えた。なんだか学生時代をもう一度リピートしているようだ。頭の中では僕はいつもポール・マッカートニーの気分なんだが。

心はいつもピアノマン。今夜もバラードを弾いてみる。。


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