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「ご利用者様のご感想」から考察するカウンセリングスタイル_その1

絵本「うでのいいくつや」をご存知ですか?
父と息子のモノつくり物語で、しごと・スキルとは何かを問いてくれます。

熟練は言わなくても伝わる。
私は言わないと伝わらない。

同業者への指導では、実際にカウンセリングしてもらってフィードバックする方法を取っていますが、やっぱりなんか欲しい、まとまったもの。

カウンセリングの仕方は「どう勉強しました?どう身につけましたか?」

ずっとうまくお返事できませんでしたが、最近、立て続けに同じ感想を頂いて閃きました。
「ご利用者様のご感想」を軸に説明する方法をっ!

画期的!と思っている。
では、参りましょう。


感想1「テキストではこの感じは伝わらないし、伝えられない」

同感。

これは基本的にフレーム・ツールをそのまま使わないからか、話題があれやこれやと動くため、ライヴ感が強いことと関連してるかと思います。
サラウンド音声みたいな?

1−2−3の連続回しでテーマ浮上

あっちこっち行きながらも、基本、頭の中でこの3ステップを(たぶん)ふんでます。

1  話を聴きながら、大中小の仮説が頭に浮かぶ
2  発言についてアセスメント・分析・提案をグルグル繰り返す(主に小さい仮説)
3  仮説をブラッシュアップしていく、小→中→大にまとめていく

その結果、大抵の場合、ご本人がいくつかの気づきにたどり着きます。
私には、複数のテーマ・気づきから、その日のメインテーマがみえてきます。

例えば、気づきの例は、どうやらこれまでの職業選択はこういう願望からきているらしい...とか、大したことないと思ってたけど実はかなり影響していた出来事...とか、こう認識していたけどそれはこういう気持ちでそう捉えていただけだった、ならば今の自分の選択は変わってくるぞ...など。

メインテーマの例は、○○をスルーしてきた事による△△...とか、○○への思い入れによる△△の繰り返し...など。

たぶん、他の方が聞いたら「よくわかんないけど、なんか気づいたんだね」な感じかと思います。

いろんな方向に話が発展するので、頭で考えていると追いつかないのかもしれないです。なので余計に感覚優先になりライヴ感

対面でもオンラインでも、おそらく、空間なのか思考なのか、ライヴで共有をしています。
人間てすごいですね。

脳科学では情報空間の共有、臨場感とか言いますね。
話を聴いているようでいて、実際には、私の思考を臨場感を持って伝えているのかもしれない...と時々思います。

それから、もうひとつ。

目をそらして整える

(お気付きの方も多いと思いますが)カウンセリング中、私は結構目をそらします。相手の左肩下か肩上に。
右脳(って今は脳科学では言わないらしいですけど)炸裂させてるんですかね。

目をそらすことで、一旦、自分の世界で思考整理することが出来ます。
一旦離れることで思考がブラッシュアップされ、結果、ライヴ感・感覚の共有・理解が進みます。

なんか...初めて言えた!
今まで「感じ悪いかなぁ...」と思いながらやってたのですが、これからは遠慮なく実施します。
暖かい目で見守り頂ければ嬉しいです。

結局、わかりやすく書けてない気がしてますが...
一応、シリーズで5回くらいは書きたいと思ってます。
お付き合いください。


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