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勇者のブログ 9日目 しょうがねぇな

ギャル「ねぇー、超砂漠なんですけどー」

俺「あぁ、このバカみてぇに広い砂漠を越えねぇと先に進めねぇからな」

ギャル「ホントに激ウマのステーキあるのー?」

俺「あるよ、5000キロ先だけど」

ギャル「5000キロとか超ウケる、マジ旅人なんですけどー」

俺「旅人だからな」

ギャル「ウケるー、え、てゆうかさっきから気になってたんだけど、剣とか持ってるけど、仕事とか何してんの?ヤバい系?」

俺「勇者だ」

ギャル「飛んでるんですけどー!勇者とか、まじヤバい!アニオタですかぁ?」

俺「え?アニ、、、まぁ、そんな感じだな、、」

ギャル「ウケるー」


この女、さっきから何話しているのか良くわからねぇ、、文句ばっかりだし

まぁでも、コイツが携帯充電機持ってたおかげで、またこうしてブログを書く事が出来るようになった
とりあえずは一安心だ



ギャル「ねぇー、もう疲れた!やっぱりアタシ旅人やめる!とりま、クラブ行かない?」

俺「とり、、クラブ?」

ギャル「違うよ、鳥クラブじゃなくて、クラブだよ、クラブ!鳥クラブとか超楽しそうなんですけどー!」

俺「あぁ、、そうか、あ、あれか、、」

ギャル「行こうよクラブ、オジさん無精ヒゲで不潔そうだけど、剃ればいい感じになりそうだし出逢いもあるかもよ?」

俺「出逢い?誰と」

ギャル「女子だよ、女子、決まってんじゃん」

俺「あってどうする」

ギャル「え?いや、、、どうするって、、、オジさんあんまり女に興味無い感じ?」

俺「あぁ、そういうやつか、恋愛ってやつな、俺も興味を持った事あるわ、今はねぇけど」

ギャル「え、ひょっとして女子と付き合った事とか無い感じですか?」

俺「ねぇな、12の頃からレベル上げる為にモンスター退治ばっかりやってたからな、そういうのは良くわからねぇ、コイツならそういう話は少し分かるんじゃ、、、あれ?」

ギャル「ん?なに?」

俺「いや、、あれ?どこ行った魔王、、あの黒服着てた奴」

ギャル「あぁ、あの人?さっき途中で倒れてたけど」

俺「え!マジかよ、言えよ!やべっ、全然気付かなかった!」

ギャル「もうだいぶ前だよ、10分くらい前」

俺「あーもうダメだな、、、諦めるか」

ギャル「じゃアタシ帰るから」

俺「おう、充電ありがとな、助かったわ!大丈夫か?一人で帰れるか?」

ギャル「大丈夫、親に車で迎えに来てもらうから」




こうして女と別れ、魔王を失い、俺一人での旅が始まった

しかし広い砂漠だな
スマホ無しじゃすぐに方向が判らなくなる


、、、、

、、、、静かだ。


一人だと、、静かでいい、あのクソ真面目な魔王がいなくてせいせいする


、、、、うん、
でもまぁ、、、

一人で旅するより仲間がいた方が何かと助かるよな、、、

しょうがねぇ、魔王の様子見に行ってみるか、めんどくせぇけど!ったく、、

ま、やるしかねぇか、

みなさん良い1日を

ぺぺろんろん! サポートして頂けたら、嬉し恥ずかし喜びぺぺろん! はやく立派なぺぺろんちーのになりたいです、よろしくお願いします