見出し画像

文章が書けないたった1つの理由

皆さんは仕事で文章書くときに、どうやって書こうと悩んだことありますか。むしろ悩んだことないって人はいないでしょう。考えを言葉にすることって物凄くエネルギー使います。そもそも何で悩むんでしょうか。書かなければいけないことがあるから、文章を書くわけですよね。実は、文章が書けないことの9割以上は、構成をゼロから考えているからです。いやいや、自分の考えを言葉にするのが難しいからだ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。私もそう考えていました。しかし、考えを言葉にすること自体は難しくありません。むしろ難しいのは、適切な疑問を脳みそに投げかけて、答えを引き出すことです。適切な疑問を投げかけるための仕組み、それが今日お伝えする文章の構造をあるルールに則って書くテクニックです。

今回お伝えするのは、コンサルが現場で使っているテクニックをアレンジした、世界一簡単な文章術です。是非使ってみてください!

今回お伝えする世界一簡単な文章術は、「4つの学習タイプ」と「PREP法」の組み合わせです。このテクニックを使うと、どんなテーマでも一瞬で文章を書きあげることができます。ちなみに今書いてる文章も、このテクニックを使って書きました。自分の考えをうまく伝えられない、話が分かりにくいと言われるといった話し方にも効果があります。

早速、どんなテクニックかご紹介します。

まず、文章自体のアウトラインを4つの学習タイプで書きます。4つの学習タイプとは、人間の知的好奇心を4種類に分けて、どんなタイプの人にもわかりやすく話を展開するための技法です。具体的には、情報を聞いたときに、一番最初に思いつく疑問で、その人がどのタイプか分かってしまいます。4つのタイプには、なぜタイプ、何タイプ、どうやってタイプ、今タイプです。1つずつ簡単にご紹介していきます。

まず、なぜタイプ。このタイプの人は、何か情報を聞いたときに、「なぜそうなるのか?」や「どうしてそれが必要なのか」といっった、原因や理由を求める疑問が思いつく人のタイプです。このタイプの人は、熟考が得意な反面、何か行動するためには、明確な理由がないと動けない側面も持ち合わせています。家族で公園に遊びに行こうとする場面を思い浮かべてください。なぜタイプの人なら真っ先になぜ公園なのか?それ以外の海やショッピングセンターではないのはなぜか?といった点が気になるでしょう。
続いて、何タイプ。このタイプの人は、物事の構造や成り立ちに注目して、どうなっているのか?どう動くのか?といった質問を投げかけます。先程の続きで、どんな公園に行くのか?何をするのか?といった点が気になるでしょう。
3番目は、どうやってタイプ。このタイプの人は、物事のやり方や解決策に注目して、どうやって行うのか?どうしたら上手くできるのか?といった質問が頭に浮かびます。公園に行ってどう楽しもうかと、具体的な方法を思案する人はこのタイプに当てはまります。自分もこのどうやってタイプです。なので、noteで公開している記事やこの記事自体もどうやって〇〇するか、のテーマになってます。
最後は、今タイプ。このタイプの人は、今何ができるか?にフォーカスしてすぐに行動するタイプの人です。公園に行くとなったら、すぐにサンドイッチ作り始めたり、天気を調べたりする傾向があります。今すぐ何かやらないと気が済まない性格です。
以上が、4つの学習タイプです。ブログをはじめ、webで何か情報を見ているということは、何か気になっていることがあってみていることが大半です。4つの学習タイプに沿って記事や情報を提供することで、どんな人がその情報を見たとしても、満足できる情報を網羅することができます。また、この4つの学習タイプは、人間の理解の仕方を分類したものです。それ故に、この4つの観点から記事を書くことで、もれなく情報を伝えることだけでなく、記事自体を理解しやすい構造にすることができます。

そこで、あるテーマについて文章を書いて伝えるときには、なぜタイプの、なぜそのテーマについて書くのか?なぜそれが重要なのか?から始めましょう。続いて、そのテーマとはいったい何なのか?どんな構造で、どのような仕組みなのか?について、何タイプが気になりそうな質問に答えてあげます。さらに、具体的にどのようなステップでそれを行うのか?や、効果的なやり方について書きます。3番目のタイプである、どうやってタイプの人たちが気になる質問に答えてあげるイメージです。そして、最後に、今すぐタイプの人に向かって、今からできることを伝えましょう。これで文章のアウトラインは完成しました。簡単ですよね。あるテーマについて、なぜ?何?やり方?今?の4つをそれぞれ順番にアウトラインとして書きます。

さてアウトラインが書けたら、次はその中身です。各アウトラインの内容はPREP法で書きます。ここで、PREP法についても簡単にご紹介します。
PREP法とは、Point / Reason / Example / Poing againの頭文字を取った方法論のことです。
Pointとは、一番伝えたいメッセージです。一言で言うと、つまり、のあとに来る削ることができない主張です。
Reasonとは、理由です。なぜそのメッセージを伝えたいのか。もしくは、なぜそのメッセージを主張するのか。良い根拠の条件は3つあります。論理的で、客観的で、因果関係があることです。身近な言葉に置き換えると、その理由が、納得感があって、数字に落し込まれていて、直接の原因になっていることです。ただそこまで突き詰めて考えなくても、納得感のある理由を書くことが重要です。
Exampleとは、具体例です。メッセージに対して、例えばどんな場面なのか書くことで、読者にイメージを持って理解してもらうことができます。
Point againとは、改めて一番伝えたいことを書くことです。少し別の言い方をすると、自然なつながりになります。

ここまで、4つの学習タイプとPREP法について簡単に説明してきました。これで文章を書く準備は完了です。ここで、具体的な文章の書き方について、ステップごとに書いていきたいと思います。

【具体的な4ステップ】
ステップ1:アウトラインを書こう
4つの学習タイプを参考に、文章全体のアウトラインを書きます。上から順番に、なぜ?何?具体的なステップ、そして今すぐできることを書きます。最初はそれぞれ1文だけ、キーワードだけでも良いです。

ステップ2:PREP法で形にしよう
今、手元には学習タイプに対応した4つの文章があります。それぞれのアウトラインのなかで、PREP法を使って文章を組み立てましょう。そのキーワードに対して、最も伝えたいことを書きます。続いて、その理由を書き、具体例を書きます。最後に再度最も伝えたいメッセージを書きます。各アウトラインで繰り返します。これで、8文が完成しました。もし、もっと書きたいことがあれば、どんどん書いてしまって構いません。

ステップ3:具体例を肉付けして中身を穴埋めしよう
ここまでのステップで、文章全体の骨格は完成しています。このままでもいいのですが、より分かりやすい文章とするために、具体例を追加で盛り込みましょう。

ステップ4:最後に校正しよう
いよいよ最後のステップです。文章全体を見渡して、仕上げを行います。チェック項目としては、3つあります。1つ目に、単語自体におかしいものや専門的な用語がないか。抽象的な表現やイメージしにくい単語があると、それだけで分かりにくい文章になってしまいます。2つ目に、文章自体がおかしくないか。論理的なチェックです。がっつり論理チェックすると大変ですので、ここでは4つのアウトラインとPREP法にそぐわない文章がないかチェックするだけでOKです。最後3つ目は、文章全体を音読して、意味の通らない部分はないかチェックします。

今すぐテーマを決めて書き始めよう!
ライティング業界では古くからあるテクニックである2つのやり方ですが、困ったときは間違いない、何も考えずに使えるくらい本質的なテクニックです。是非使ってみてください~(^^)/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!気に入ってもらえたら、また次回も読んでください~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?