上質な真南蛮に感動

本日も香雅堂の「香木アワー」に伺いました。
己の未熟さ、そして驚きを真に感じた時間となりました。

はじめに寸聞陀羅 仮銘【袖のこほり】を分木するとのこと
毎度のことながら、聞香させて頂けます。
感謝でしかない。

非常にスモらしい香り
甘味、辛味、酸味、鹹味 4味感じとれるそうでしたが
私は甘味、辛味を強く感じました。

次に佐曽羅 仮銘【せんえん】
本当は漢字なのですが、常用感じではないので出てこず、、、
あまりに上品な香りでずっと聞いていたくなる佐曽羅
木所は?と聞かれたら迷わず「分からない!」と答える自信がありますw
この佐曽羅の仮銘、漢詩好きな佐曽羅好きのお客さんが付銘したい!と熱望佐曽羅だそうで、そんな気持ちになるのも納得できる香気でした。

最後にシャム沈香である真南蛮
これが本物の真南蛮やで!と
天地がひっくり返る衝撃
聞いている最中、涙が出そうに、、、
文でなんと表現すれば良いのかわかりません
とにかく、伽羅とは違いますが明らかに普通の伽羅を凌駕している香りのように感じました。
こんな真南蛮は聞いたことがありません。
驚きました
ということでぜひ販売してほしいと懇願しましたが
社長次第とのことで、、、
なんとかお願いしますと心の中で切望
どうか願いが叶いますように

やはり最近、シャム沈香、上質なタニ沈香がめっきり減ったため
おそらくですが、ひと昔前とでは香席で使用される香木の質が明らかに変わったのではないか?と推測できます。
流派によって使用される香木は違いますが時代が変わるにつれ六国の分別が異なってきているのではないか
香木の原点を知る上でも香雅堂のオンラインショップで購入できる香木は香人として生きていく上で重要なのではないかと感じさせられました。

こんなに近くで毎週香木についての話を聞ける環境って香雅堂以外にあるんですか?
あったら教えてください!

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