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リーンキャンバスとビジネスモデルキャンバスを使い分けて事業計画を整理しよう

こんにちは!QEEE編集部です。
今回は「リーンキャンバス」と「ビジネスモデルキャンバス」についてお話していきます。このふたつのフレームワークについて知っているという方も、使い分けや違いについてご存じでしょうか。
このnoteでは、リーンキャンバスとビジネスモデルキャンバスとは何か、それぞれどのように事業計画に活用できるのかまとめていきます!

新規事業立案の流れ

まず、新規事業計画の流れを確認していきます。新規事業計画は以下のようなステップで進行します。

①事業の意義を明確化
②事業の方向性を決定
③事業の具体的な内容を練る
④具体的な計画を立てる

参考:QEEEマガジン【用途別11選】新規事業開発に有効なフレームワークを紹介!

上記の流れにおいて主に「③事業の具体的な内容を練る」際、アイデアを具体化するために活用できるのがビジネスモデルキャンバスやリーンキャンバスです。


ビジネスモデルキャンバスとは

新たにビジネスモデルを立案する際や、既存のビジネスモデルを分析する際に活用できるフレームワークです。1枚のキャンバスを9つの要素で区切り、9つの要素の相互関係を考えることで、事業の全体像を把握することができます。

ビジネスモデルキャンバスの9要素
①顧客セグメント(Customer Segments)
②独自の価値提案(Value Propositions)
③販路・顧客流入元(Channels)
④顧客との関係性(Customer Relationships)
⑤収益の流れ(Revenue Streams)
⑥キーリソース(Key Resources)
⑦主要活動(Key Activities)
⑧キーパートナー(Key Partners)
⑨コスト構造(Cost Structure)

各要素の内容や、ビジネスモデルキャンバスの書き方・活用方法などの詳細な情報は QEEEマガジン:ビジネスモデルキャンバスとは?ビジネスプランを可視化する流れも徹底解説 でご紹介しています。


リーンキャンバスとは

リーンキャンバスは新規事業立ち上げの際に、事業を俯瞰的に理解して分析することで課題や改善策を検討するためのフレームワークです。ビジネスモデルキャンバス同様一枚のキャンバスを9つの要素で区切って作成します。リーンキャンバスのリーン(Lean)は「無駄がない、効率的」という意味をもち、アイデアを効率的に素早く事業化するために利用されます。

リーンキャンバスの9要素
①顧客セグメント(Customer Segments)
②独自の価値提案(Value Propositions)
③販路・顧客流入元(Channels)
④優位性(Unfair Advantage)
⑤収益の流れ(Revenue Streams)
⑥主要指標(Key Metrics)
⑦解決策(Solution)
⑧課題(Problem)
⑨コスト構造(Cost Structure)

各要素の内容や、リーンキャンバスの書き方・活用方法などの詳細な情報は QEEEマガジン:リーンキャンバスとは?顧客の課題を意識して事業計画書を作成しよう でご紹介しています。


ビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバス

ここまでご説明したように、ビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバスは一枚のキャンバスを9つの要素で分割し、事業の全体像を捉えて分析するという点で類似しています。
リーンキャンバスは、ビジネスモデルキャンバスを基盤として、特にスタートアップ向けに改善されて発案されたものです。ビジネスモデルキャンバスが「顧客」や「リソース」の要素に注目しているのに対し、リーンキャンバスは「課題」や「価値」に注目しています。それぞれ以下のような場面での活用が適しています。

ビジネスモデルキャンバスの活用が適している
・既存事業の分析
・既存事業の関連事業の立ち上げ
・パートナーやリソースがある程度明確
リーンキャンバスの活用が適している
・スタートアップ企業
・プロダクトやサービスが未定
・パートナーやリソースが不明確

まとめ

今回はビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバスについてお話してきました。どちらも一枚のキャンバスを9つの要素で埋めることで、アイデアを可視化し事業の全体像を認識することを目的としています。
課題にフォーカスしたリーンキャンバスがスタートアップ向けであるのに対し、リソースにフォーカスしたビジネスモデルキャンバスは既存事業の分析に適しています。
このnoteでは触れていない各要素の具体的な内容や作り方については、「関連するQEEEマガジン」からご確認いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます😊

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