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ないと超困るものを捨ててみると…

老子の本は、「無」の概念がよくわからなくて何度も挫折していたが、とても大切な事が書いてある気がして捨てられなかった。
1000万円を失って、改めて読んでみたら、、、
めちゃくちゃ納得できた!!

1000万円捨てた私が言うから超説得力あるよ!!



ないと超困るものを捨ててみると…?


     ↓

めっちゃ楽しくなってくる!!!!


おいおい。なんかきな臭いな〜とか思ってます?
ちょっと待ってください!!
あなた、

悩みのない自由な状態になりたくないですか!?


カラクリとしては、

諦めと同時に執着が消滅して、
すべてが軽〜く感じる。



ものごとは常に変化する。あなた自身もそうだ。
確かなものにすがろうとするから不安になる。あやうさを生きよ
あやうい状態からこの豊かな世界が生まれた。

安冨 歩「老子 あるがままを生きる」


「悩み」とは、期待していた物が手に入らないこと。 

コツコツと積み上げてきた貯金。
関係を築き上げてきたパートナー、愛する子供。

これからもずっと積み上がっていくと思い込んでいたものが、
突然消えて無くなる。

災害や事故、予想外の不条理な現実にぶち当たった時、人は今までと違う世界を見ざるを得ない。

お金がちゃんと貯まっていく、当たり前のように側にいる人が消えないという自信、自分だけは騙されないという奢り。
小さなことでは、パートナーが自分の期待通りに動いてくれない、人身事故で電車が遅れる、使おうと思っていたポイントカードの期限が切れていた。etc…
自分の予想通りにしか変化せず、あり得ないことは起こらないと、なぜ思えるのだろうか。

今、自分が手にしている物が消えた時に苦しいなら、それは執着自分のモノだという奢り

だって、他人のモノがなくなっても平気だよね?

自分のモノだと思ってなければ、失っても平然と受け入れられるはずだから。

自分のモノだと執着するところから苦しみが始まる。

だったらそれ、パーーーッと捨ててみません?


「無」はすべて失って何もなくなることのようでいて、そうではない。実はその「無」から広大無辺な世界が広がる。これ以上ないと言うくらい豊かに、幸せな気持ちになれる。 丸裸になって「無」に入れば、汲めども尽きぬ豊かさが得られる。

田口佳史「老子の無言」


無くなるというのは、実はとても自然なことで
本来の元の丸裸の自分になると言うこと。
大人になるにつれていろんな価値観や実績、お金、人間関係、たくさん身につけてきたけど、それらを持っている自分が自分なんじゃなくて、本当は、

本来無一物


それが私たちの元の姿。

だから、軽やかであり、今からなんでも吸収できる自由さがある

こうやって書くと、

「いや、知ってるし。
でも、そんな簡単に捨てるなんて無理でしょ。」


ってなりそうなんだけど…。
うーん。そうだよね。そうだよね。
ここで、

「なんか無駄に捨ててみません?」

というご提案をしてみます。

100万円を神社のお賽銭箱に入れるとか。
絶対必要なクソ高い商売道具を捨てるとか。
すっごいお気に入りの一点モノのお皿を割るとか。

そうすると体感できるんだけど。。

つまり、

無くなったら超困るものを捨てる


これをした時に、

「無」から広大無辺な世界が広がる。


という、老子の考え方が納得できるんです。


「絶対になくちゃ困る〜〜〜!」

と思っていたものがなくなって、もう二度と手に入らないという現実を目の当たりにした時、人は、

世の中の中心は自分ではなく、
もっと大きな存在によって常に動かされている。

(これが老子の云う「道」)


ということを目の当たりにするんです。
自分は大きな存在の一部。だから不条理なことが次々起こるのがこの世。
都合のいいことばかり起こらないんですよ。
あなたにとんでもない不幸が訪れても
世の中はしれっと普通に過ぎていくんです。

私の場合は1000万円を失ってようやくこの理論を実感できました
だから、ちょっと興奮してます。

それ、知ってる!!


って、老子の本読んでめちゃ興奮したんですよ。
2ヶ月前まで
「なんか、わかるようなわからないような〜」だったのに。

▼ 引用アゲイン

これ以上ないと言うくらい豊かに、幸せな気持ちになれる。 丸裸になって「無」に入れば、汲めども尽きぬ豊かさが得られる。

ものごとは常に変化する
確かなものにすがろうとするから不安になる。あやうさを生きよ
あやうい状態からこの豊かな世界が生まれた。

これ、本当なんだよな。。。
なんか詐欺師みたいなこと言ってるかな?
これわかる人と語り合いたいんだけど。

あやうさを生きること を引き受ける


と言うことだと思う。

そもそもこの世の中はあやうさの中から生まれてきた

ビッグバンとか危うすぎだよね?
だれか予想してた?


ちなみに、
無くすことに関しては、ミニマリストと似てるけど考え方がちょっと違います。
だって…、

ミニマリストってお金まで捨てないよね?

どちかというと、ミニマリストはお金が貯まる!という思想。

だから、老子の「無」はかなりハードロックですよ!!

今の時代には合わない過酷な内容。
老子って、何か積み上げていたものがなくなった人専用の本になってると思う。
うまくいってる人がわざわざ手にとって、「お金無くそう」とか思わないもんね。
やってたら、相当変態だよ。


ついでに、
チクセント・ミハイの「フロー体験」も改めて読んでみると、

事件前と全然解像度が違う...!

前は「知識として解る」と思っていた事が、すでに体験した事実として記載されている。
新しい扉開いちゃった感。
めちゃくちゃ嬉しい。急にワープしたみたい。
とんでも経験をしたことで、いろいろと見え方が変わってすごく面白くなってきました。
あたいの読書体験が加速するぜぃ!

それではまたね!
ごきげんよう〜^^
From なう











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