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0628「NewsPicksが腐ったような」

面倒くさいから今日の日記も過去のTwitterを回顧するような感じで済まそうと思ったが、♡もつかないので、別のことを書く。こうやって私は♡乞食になっていく。私なんかのレベルではそんなもん気にしていても仕方ないのに。

今日はちょっと楽しみにしていた実験作業があったのだが、オフィスに行ったら、あると思っていたケーブルがなくて、断念した。仕方ないのでケーブルを注文して明日届くようにした。うだるような暑さではあるし、調子は上がらないが、先週までの精神的なしんどさが、時間経過とともに希薄になっているのは間違いないので、前を向き気味にやっていく。

LINEがLINE Scoreを始めたよ、みたいなニュースを目にした。LINEのアカウントにひもづいた、LINE Payとかの決済行動やら何やらで、社会的信用のスコアリングをして、スコアが高い人はいろいろ優遇されるような仕組みだと思う。

中国ですごく普及している芝麻信用のLINE版なのだろう。中国だと、芝麻信用のスコア次第で使えるラウンジみたいのがあったり、何かをレンタルしたりするときに優遇されたりする。そしてその大本のアイデアには、アメリカのクレジットカードのスコアの概念があるはずで、アメリカにはFICOスコアという、クレジットカードの利用履歴に基づいた社会信用保証みたいのがあって、これが高くないと家を借りれないとか、そんなのもあったりする。

アメリカのクレジットカードって、自動引き落としじゃなくて、いつでも都合の良いときに銀行からお金を引き落とせるような仕組みになっているのだが、この支払いには〆切というものがあって、うっかり〆切までに引き落としを忘れると、FICOスコアが下がる。私も、先月1日遅れで引き落としをするのを忘れていて、もともとのスコアが770でかなり良かったのが、ちょっとだけ下がって763とかになってしまった。繰り返すが、このスコアが高いと、良い条件で家を借りれたりする。アメリカの場合、FICOスコアの基準は簡単で、「たくさんカードを使って、ちゃんとそれを返している人」がポイントが高い。

芝麻信用の場合は、もっといろいろ複雑で、「人脈」とか「自転車借りたときちゃんと返してるか」とか、「ネット上での振る舞い」とかによってポイントが変わるらしい。

だから、いまの中国に行くと、思いのほか清廉でしっかりした人が増えていて、人の振る舞いが気持ちよくなってきているというのがあって、しかしそれはそうすることによる見返りがきちんとあるからなんだよなと思う。キャッシュレスもそうだけど、偽札とか、現金に信用がないからチートしづらいキャッシュレスになるわけで、そもそも「人は信用できない」という考えがベースにある場所では、こういった「信用のシステム管理」というのはすごく効く。

ところが、日本の場合は現金の信用度は高いし、人同士の信用度も高いというか、比較的そんなことしなくても信用ができる人が多いので、ああ、なんかあんまり流行らなそうだなと思う。もともとのコンディションが悪いから、ドラスティックな改善システムが派手に機能する、というのがいま中国で起こっていることで、日本の場合はもともとのコンディションが良すぎるのだ。

またNewsPicksが腐ったようなことを書いてしまった。

NewsPicksの池田新編集長は、前職時代にニューヨークに来てくれたことがある。池田さんは好きだ。その池田さんが出られてしゃべられているこの動画は、もうめちゃくちゃ面白そうだ。イントロだけでも、強い気合が感じられる。

「面白そうだ」というのは、課金しないと全部見ることができないから見れないのだ。NewsPicksは、「知識人によるヤフコメ」みたいな側面さえなければ、メディアとしては素晴らしいよなあと思うけど、課金して読んだことがないから想像の域を出ない。 

この動画見てえなあ。お金ないなあ。お金欲しい。