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1231「一年を総括しなかった」

アメリカは1/2から仕事初めで、正月気分というものがあまりないので、それに備えて新年になる前にフロリダから戻ってきた。リゾート地的なものからの帰宅ラッシュなのか空港のセキュリティが混んでいて、家族で搭乗ゲートまで走った。今月頭に日本の国内線に何度か乗って、その気軽さ加減に衝撃を受けたが、アメリカの国内線も同じノリで行くと置いていかれる。

それにしてもアメリカに住んで働いていると「正月」を喪失する。アメリカ人が日本の正月的なリセット感を得るのは正月ではなくてThanksgiving dayとかのような気がする。お店は全部閉まるし。4連休になるし。
どうしても、コタツで笑ってはいけないを見たり正月番組を見たりしてゴロゴロ過ごすのが正月である、という教育を受けてきているので、1/2に、日本ではまだ学生が箱根を走ってるにもかかわらず働き始めることにスッポ抜け感というか喪失感ばかりを感じて、どうしてもアメリカのNEW YEARに馴染めなかったのだが、もう5年目となると、大晦日のあの特別な嬉しい感じ、ポカポカした感じというのは期待せずに過ごすようになる。

正月に日本に帰省したりできたら楽しいのだが、正月に帰るとなると当たり前だが出張にはならないし、5人家族が日本に移動するとなると、めっちゃ金がかかる。
ので、12月31日だからといって「ああそうか」という感じではある。これを書いているこの段階で、日本はとっくに年が明けているしニューヨークはしつこく12月31日だ。
帰ってきたらニューヨークはわりと大雨だった。気温は高めなので雨だ。まだ家を追い出されているので近所の仮住まいにチェックインする。
仮住まいのテレビではCNNでタイムズスクエアの年越しイベントの中継をやっている。アンダーソン・クーパーがいつもよりやや羽目を外して盛り上げているが、この大雨なので、人はいつもより少なそうに見える。この寒さのこの雨で何時間もタイムズスクエアで新年を待つのは大変だ。タイムズスクエアを渋谷とするなら、駒沢大学くらいの場所に移住以来住んでいるが、テロも怖いので行ったことがない。去年もこの番組を観ていたが、コロラドからの中継でレポーターが思いっきりカメラの前でマリファナをやっていてハイになっているのをそのまま流していてびびったものだ。確かに合法化は進んでいるけど、大晦日によくやるなーと思った。

そんなわけで、なんだかんだこの日記を書くのは面倒くさいことも多いので、昨日行列に並んでいたときにいろいろ書き溜めておいたものもあるのだが、一応大晦日なので寒そうなタイムズスクエアを見ながら一年を総括するか、と思っていたら寝落ちして年が明けていた。どこまで行っても正月気分が出ない。

2018年は新しい会社も始めた年なのでとても特別な年ではあったし、属している組織の再編にちゃんと手をつけた年ではあったのだが、総括といってもここは仕事のことをことさら書く場所ではないし、雑にまとめると、今年もいろんな場所でいろんな仕事ができて幸せでした、ということになる。

「終わりよければすべて◯◯」ということならば、雨の中びしょびしょになりながら歩いたりしたので、最悪の年だった。来年の大晦日の最後は良いことがあることを願う。

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