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祭りあげられるサングラスの現人神

『笑っていいとも』をみていた世代です。

タモリ倶楽部は今もとても好きです。

そしてブラタモリが始まった時は凄まじく嬉しかったんです。

さらにYouTubeなどは大変ありがたく、かつてのモノマネの動画やジャズについて語るタモリさんの過去の貴重な番組なども観ることが出来ますね。

ところが昨年のウクライナ特番ではほぼ無言を貫いたことが話題になったのですが、その挙動についても上記記事にて本人が触れていました。

『畑違いだから』

この本人の弁に納得する方は、少なくないのではないでしょうかか。

タモリさん自身、確固たるブランドイメージに基づいていたからなのか、はたまたただ面倒臭いと思ったからなのか。

その理由は判らないけれども、
これまでのタモリさんを知る人からすれば政治経済について、あまり積極的に話すとは思えません。

ビッグ3であれば明石家さんまさんはより一層核心に触れることはないだろうし、逆にビートたけしさんなら自論を持って積極的に話す気がします。

新たな戦前

そんななか、近頃では昨年末のタモリさんの発現が話題になっていました。


『新しい戦前』という発言が反響を呼んでいます。

確かに博学であり、彼の意見を期待する気持ちもわかります。

しかしただただ発言が神格化されてしまうのには、恐ろしさがあります。

大切なのは神格化することではなく、『自らがどう思うか』なのですが、それを放棄して附和雷同しないよう気をつけたいものです。

一応お断りしておきたいのは、タモリさんが大変好きであり、彼自身を非難するのではなく、マスコミの切り取り方に不満を持っています。

世界のイチローの恋愛指南

一方でイチロー氏の恋愛相談について、記事のコメント欄が賑わっているのを興味深く思いました。

世界屈指のアスリートが答える回答に大衆は期待するのですが、その答えに賛同する人や非難する人、イチローさんを擁護するがために非難する人を非難する人…。

このような現状を見て、ただただ個人的には勝手に安心しました。
なぜなら
様々な意見が飛び交っている状況になっていたからです。

どこか歴史的な業績を残した人の言葉は全てありがたがったり、否定しにくいというきらいがあるかと思います。

一方で、ある分野で頂点まで登り詰めた方の考え方は、どこか普遍的に通ずる秀逸さを有している可能性が高いことも事実かと思います。

ただし餅は餅屋であり、何にでも精通している必要はないですよね。

それに対して、まぁ好き放題に発言するとはいえ、コメントする方は基本匿名ですのでその点では発言者は守られていますよね。私も含めて。
時としてそれが問題ともなりますが、結局はその程度の大衆だと思って受け止めるのも必要ですよね。

おわりに

いずれにしても以上2つの話題に対して、切り取り方や対応が相反する事象でしたが、これらを見て、自由に発言出来る環境はとても重要であり、守られることが必要であると切に思います。


おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。