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観光地づくりではなく、関係地づくりがしたい。”結い”で繋げる結城の心を広げたい。

こんにちは、立山紫野です。

突然なんですけど、みなさん「結城市」ってご存知ですか?
都心から片道90分のところにあって、日帰りで行けちゃう距離にある茨城県結城(ゆうき)市です。

正直に言います。
ゆうきって、初め読めなかったし、茨城県にあるってことも知りませんでした。(ごめんなさい泣)

結城市のことを知ったのは、去年の秋ごろ。

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結城市で毎年行われる「結い市」というお祭りに好きなカフェが出店していたことがきっかけでした。

歴史ある街並みが今なお残る街、結城。
神社の境内や見世蔵、酒蔵、空き店舗など市内のさまざまな空間がマルシェ、コンサート会場、アート空間として生まれ変わる特別な二日間。
      (結い市、パンフレット文章抜粋)


▼お祭りの雰囲気はこんな感じ。

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(この写真めちゃくちゃ、かっこよくないですか。粋でかっこいいし、かわいい…!)

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(蔵の街並みがすき。着付け体験もあって、伝統工芸品にも指定されている「本場結城紬」の着物着ながら、お祭り楽しめるのって素敵。)

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(子供も大人も楽しめるワークショップ独楽づくり。「いろどりごま!」)

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(結い市の「市」は、市場=マルシェという意味らしい!)

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実際に行くことはできませんでしたが、デザインもオシャレだし、写真を見るだけでワクワクしました!

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あと個人的に、”結い”で繋げる結城の心に惹きつけられました。
行ったことがないからわからないけど、
この場所には、みんながわくわくする・繋がりが生まれるコミュニティがあるような気がして興味を持ちました。

また、自分の知っていた茨城のイメージとはちょっと違うもので、「結城市」という名前だけ、頭の片隅にありました。


そして、今年の夏に、もう一度出会ったんです!

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if design project ~茨城未来デザインプロジェクト~
茨城県が県の事業として関わっている、このプロジェクト。
酒・海・農の3チームに分かれ、それぞれ茨城県内でフィールドワークを行います。実際に気づいた課題や魅力をもとに、企画提案を地元企業に行うという超・実践型のプロジェクトでした。
私がこのプロジェクトを紹介されたときに、惹かれた理由として、
「農」のフィールドワークの場所が、「結城市」だったのです!

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結城市って、
たしか「結い市」・「結いのおと」がやってる場所じゃなかったっけ?!
調べてみたら、去年知ったあの「結城市」でした◎

他にも「農業」に関心があったこと、仕事以外の場で企画を実践できることは貴重な機会であること、そして実践の場がなんていったって「結城」であること…!これも、きっと、ご縁かなと思い参加することに決めました^^

実はまだ、プロジェクト真っ最中で、12月15日に行われる最終プレゼンに向けて、チーム内で絶賛準備中です…!!!

私にできることないかなと考えた結果、
1人でも多くの人に伝えること。
まずは、「結城」を知ってもらう機会を少しでもつくること!と思い、このnoteを書いています。最後まで読んでいただけると嬉しいです。


とにかく、知ってほしいんです!
「結城の魅力」を…!

フィールドワークで初めて結城市に訪れたとき、
うわぁ…この街すきだなぁ。。」って思いました。


鎌倉時代から続く城下町の面影を残しながらも、
街の空き店舗をリノベーションし、ついつい立ち寄りたくなっちゃうかわいいコッペパン屋さんがあったり、カフェがあったり。

▼COPPERI (コッペパン屋さん)

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(待ちきれず、買ってすぐにガブリ。メンターの井本さん)

▼ぱんや ムムス

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(古民家をリノベーションしたお店。開店時間にはいつもお客さんがいっぱい。)

▼Coworking&Cafe yuinowa

築90年を超える旧呉服店をリノベーションして誕生したコワーキングスペース「yuinowa」は、カフェでゆっくりする人や、イベントも企画されていたり人と出会って学んで、これからの生き方と暮らし方を考える素敵な場があった。

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古くからの文化や人のつながりを大切にするだけでなく、どんどん新しいことも受け入れ、つながり、広げていく結城市の魅力を感じました。


知らないなんて、もったいない。

結城市の魅力を知って、感動する嬉しさを感じました。
冒頭で紹介したイベントの結い市は、今年で10年目と聞き、驚きました。こんなに歴史があって、新しいこともどんどん取り入れてる面白さも魅力がたっくさんあるのに、知られてないなんて、もったいない!

自分が今まで名前すら知らなかったように、一緒に参加しているメンバーも、結城にこんな魅力が沢山あったなんて知らなかったと話していました。

メンバー全員が口をそろえて言っていたのが
「なんでこんなにいいところなのに、知られてないんだろう」
「どうしたら、知ってもらえるんだろう」
「知ってもらえるために、自分たちだったら、何が出来るんだろう」
そんな風にみんなで話すようになりました。


▼結城紬を現代風にアップデート、結城澤屋

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結城紬(ゆうきつむぎ):奈良時代から続く絹織物。国の重要無形文化財。
普段着の着物として扱われていて、とても素敵でした。

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(着物以外にも、かばんやお財布なども。)

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(「結いのおと」出演アーティストの衣装は伝統工芸品の結城紬!カッコイイ!)


▼元校長先生がチャレンジ!クラフトビール「結城麦酒」!!

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地域活性化の震源地となりたい。そんな想いから、地元原材料を使用したクラフトビールを醸造。(ラベルは、地震を起こすといわれているナマズをモチーフに。)

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実行者の「結城麦酒醸造」塚越さんは、なんと中学校校長の定年退職後「NO PLAY NO ERROR」の信条を胸にクラフトビールに挑戦!地元愛が素敵でした。また、卒業生がお手伝いをするなど、人の繋がりを感じました。

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(タンクから直接注いでいただいた、ビールで乾杯っ!トウモロコシのような甘みがあっておいしかった!)

▼人と酒と町を結ぶ 結城酒造

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江戸時代に創業。
敷地内の井戸水を使用した酒造りを行っている結城酒造さんへ訪問!

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ここの酒蔵は、江戸末期の安政(1854-60年)に建設。明治期に増設されたレンガ造りの大きな煙突とともに国の有形文化財に登録されています。

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(やわらかい口当たりで美味しかったな。もちろん、お土産購入しました♪)

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結城市は本当に沢山魅力溢れるところがいっぱいのため、まずは「結城を知る」「結城で活躍するキーパーソンと出会い想いを知る」ことが目的の一つにありました。

食べたり、飲んだり、街中を歩いたり…楽しみながら結城のモノに触れ、活躍する熱い想いをもった方々に沢山出会いました。

結城の魅力を知ったうえで、
「農」の現場もしっかりと見てきました!!

わたしたち、「農」チーム!!

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茨城県は、全国屈指の「農業県」!!!
平成29年の農業産出額全国第3位で、首都圏の台所とも呼ばれているそうです。みなさんご存知でしたか??

その中でも県随一の大規模農地で農業を行っている、宮崎協業さんのもとへ伺いました!宮崎協業さんが作付する農地面積は100ヘクタール(なんと、東京ドーム25個分…!)になるそう。

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GPSによる農地管理や、ドローンなどの技術を使い農業を行っており、手作業で行うイメージをひっくり返されました!!効率的でスマートな農業がありました…!

土地も広ければ、使う農業機械もBigサイズ!農業機械はほぼ全て海外から輸入しています。身長よりも大きなタイヤの大型コンバインは、先代から取り入れられてると聞きびっくり。実際に乗せてもらいましたが、景色の高さに驚きました。

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また、農作物を使って、干し芋や味噌などの加工食品をつくり、6次産業化にも取り組まれていました。先ほど紹介した、結城酒造さんと連携した日本酒造りも行っています。

ここでは、めちゃくちゃ甘くて美味しかった干し芋の写真を♡

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「幸せをみんなで分け合う」

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宮崎協業・秋元勇人さんの大切にしている想い「幸せをみんなで分け合う」という気持ち。そして、「農業を入り口に、結城へ来るきっかけづくりにもなってほしい。」という気持ち。

宮崎協業さん、そして結城で活躍する方々の想いにふれ、農業を1つの入り口として、都市と地方の新たな関係性をデザインすることを「自分たちならどうするか?」ということを農チームで考えています。


頭の中は居心地がいいから、手足を動かして実現しよう。

この言葉は、コピーライターの阿部広太郎さんから教わりました。
こんなのやりたい、あったら面白い。どんどんアイデアが浮かんで楽しい。頭の中は居心地がいいけど、動かなきゃ。
やってみなきゃわからないことが沢山ある。もっと面白くなるためには何が必要か、課題はなにか。実現してはじめて、企画は報われる。本当にそうだなと思います。

だから、私たち農チームも、
12月15日最終プレゼンに向けて、実践します!!!

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自分たちで感じた結城の魅力を、
結城外の人たちにどうしたら発信できて、感じてもらえるか。

まずは、実際に結城へ来て、知ってもらう機会をつくろう。そして、自分たちが魅力を感じた勇気を伝えてみよう。
結城の人・モノ・コトと、外の人を繋げたい。

12月7日(土) 昼・夜に分けてイベントを行います!どちらかだけでも、両方でも、大歓迎!!

【昼】結城でknow!業 ~都市を支える結城の農を知ろう~

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▼概要:結城産100%「BLTサンド」をつくろう!生産者さんから野菜等を集めに行き、結城産の生産物でサンドイッチをつくります。
▼日時:2019年12月7日(土)14:00受付開始 14:30スタート
▼参加費用:3,000円(税込み・夜の懇親会費込み)
▼企画の想い:せっかく結城に来たなら、生産者の想い・街並みを知ってもらいたい。「クエスト」企画です。食材だけじゃなく、結城全体をぜひ楽しんでください!スタッフが魅力をアテンドします◎
▼申込方法:Facebookイベントページ(➡こちらから)参加予定をクリックしてください。参加費用は当日現地にてお支払いいただきます。

【夜】結城に集まらNIGHT ~結城のみらいの話をしよう~

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▼概要:農作物が豊富な結城は、お酒もおいしい。結城のおいしいものを食べながら、集まったみんなと語らいたい。
▼日時:2019年12月7日(土)17:30受付開始 18:00スタート
▼参加費用:1,500円(税込み)
▼企画の想い:結城で出会った熱い人。結城の人にやりたいことを話したら、「結城でやっちゃえばいいよ」と応援してくれた。一歩踏み出す勇気をもらえた。本気を馬鹿にしない。本気を全力で一緒に楽しむ仲間がここにいる。12/7(土)夜は、そんな人たちが集まる場になったら、きっと結城はもっと面白くなるし、繋がりも広がる。難しいことは考えずに、食べて飲んで語り合おうよ。そこからきっと何かが生まれるはず。
▼申込方法:Facebookイベントページ(➡こちらから)参加予定をクリックしてください。参加費用は当日現地にてお支払いいただきます。

結城をどっぷり満喫したい方は昼からコースがおすすめです!懇親会費込みの値段なので、結城の昼と夜を楽しんでください!

▼イベント会場:Coworking&Cafe yuinowa(茨城県結城市結城183)結城駅北口徒歩8分です。(JRおトクなきっぷ「休日おでかけパスフリー」で、交通費がちょっとお得になります!)
▼Facebookからの申し込みをお願いしていますが、難しい方はTwitterなどダイレクトメッセージでご連絡ください!(昼夜迷っている方ご相談乗ります)

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農チームとして初めてのイベント企画ですが、
みなさんに「来てよかった」「また来たいな」と思っていただけるよう、そして新しい繋がりが生まれるよう、”結いの心”をもって、当日お待ちしております。


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【レポート後記】
私がこれだけ結城に惹かれた理由は、フィールドワークを通して、結城の人と出会い、それぞれの想いやモノができるまでのストーリーを知れたからです。
農業でいうと、消費者である私が生産者の想いを知る機会は貴重でしたし、繋がりをもてたことが嬉しかったです。モノに関わる人やストーリーを、もっと知る繋がる場があったらいいのになと思います。
今回のイベントの場が、みなさんにとって繋がる場になったらとても嬉しく思います。「生産者・消費者」「内側・外側」という概念じゃなくて、その垣根を越えた新しい関係性をつくりたい。みんなつながれば、もっと面白いことができると思うんです。そのためにも、「くっつけもの(お結びと)」になれる存在でありたいなと思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。結城の「結い」がもつ”繋がり”や”広がり”で、結城を軸に、沢山の人に知ってもらい、新しい発見や出会いが生まれますように。


文・立山 紫野
写真:結いプロジェクト、佐野 匠
茨城未来デザインプロジェクト















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