社会人5年目。総務部長からの手紙を読み返し、働き方と価値観について考える。
今日は4月1日(水)、
新年度のはじまり。
メインで担当してきた業務を引き継いで、
新しい業務担当になって心機一転。
わくわくとどきどき。
社会人1年目が終了する3月末に、
「1年目終了のお知らせ」励ましメールを送ってくれた先輩から
「そういえば何年目になったの?」と久しぶりにメールがきた。
もう気づけば社会人5年目だ。
過去の研修ファイルを見返すと
振り返りノートと総務部長からの手紙がでてきた。
読み返すと今の自分の軸となる考えができたのは
上司から『考え方』を教えていただいたことが大きく、恵まれた環境で働くことができ改めて感謝している。
医療職である前に、企業人。
新卒で、産業保健師として就職した私にとって、
組織で働くってどういうことなのか。
保健師としてどうありたいかも大事だけど、企業で働くひとりの社会人として、
どんなことを考えると良いのか教えていただくことができた。
また、社会人としてだけではなく
企業にとっての産業保健師のあり方についても
たくさんの気づきや学びがあった。
総務部長は産業保健職ではないが、
経営者層・会社側が産業保健職に企業の中でどのような働きを求めているのか知ることができたことは
健康施策を企画していくうえで重要な視点をもつ力を育てていただいた。
また同時に経営者層に保健師が何ができるのか提案し、双方の考えを理解し合うことが健康経営を行っていく中で重要だと感じた。
初心を忘れないために、
自分自身の記録としてnoteにまとめます。
▼総務部長からの手紙
これからも読み返したいことばを抜粋。
▼手紙をもらって、考えたこと
組織で働くことってなんなのか。
組織で働く人を支えるってなんなのか。
いろんな立場に立って想像して、何をすべきか常に考え続けること。
相手の立場に立って接するために、まずは自分の心の余裕と情熱をもつこと。
患者さんと看護師という、1対1の関係性を学んできた看護の世界とはちょっと違う産業保健の世界。
もちろん1対1の関わりもあるけど、
従業員が属する組織をみたり、全組織集まった時会社としての健康度はどうか。
個人をみる視点だけでなく、組織をみる視点も必要になってくる。
組織を把握することは、従業員の悩みの背景を捉えるうえでとても大切なこと。
ついつい目の前の個人の問題に注目しがちだけど、
その人の背景を想像すること。
どんな環境で働いているのか。
そこでの人間関係はどうなのか。
物事を俯瞰的に捉える力と、想像力。
相手を知ろうとする興味関心をもつ姿勢、
わからないことも多いけど、
とにかく考えて行動し続けよう。
▼どんな保健師でありたいか。
約9000人が働く工場。
敷地は39.4万m²、東京ドーム14個分。でかすぎてわけわからん。
これだけ広いと、全員とあいさつし合うことも難しい。
どれだけの人に関わることができるんだろう。
▼5年目を迎えたいま。
まだまだ課題はあるし、未熟ものだけど
名前を呼び合う関係性が築けて、
笑いながら雑談もできる。
その延長にいざという必要な時に、相談してくれる関係性が少しずつできつつあるのかな。
何か困った時に、保健室へ相談に来るときは、
いつも結構ぎりぎりの状態で
相談するのも勇気がいることだから。
悩みのレベルに大小はないはずなのに、
人に相談するとなると
一気にハードルが上がって、まだ大丈夫とがんばっちゃう人が多いと思う。
そもそも悩みと本人が気づいてないパターンもあるから
雑談で話してる時に、意外と本人も気づかない本音の想いがぽろっと出てくることがある。その想いの中に、本質的な課題があると思うから。
だから、親しみやすい保健師、雑談とかバカ話もできちゃう保健師。
というよりももしかしたら、保健師の前に、仲のいい従業員のひとりの立山さん。
仲良くなった立山さんの仕事が、たまたま健康管理の仕事で保健師だった。
という順序で関係性をつくることが大切なのかな。
ちょっと元気ないなってときに医療職のアンテナをはって、何気ない会話からケアしていく。
従業員さんにとって、「なんかよくわからないけど、話してたら元気になる。気になることも気軽に聞ける。」と思ってもらえる身近な存在でありたいなぁ。
▼どんな瞬間に喜びを感じるか
3年目が経過したときに、キャリア振返り研修があって、
その時書いた「自分の大切にしている価値観」を見返して、自分のブレない想いに驚いた。
自分の軸も再認識できた。
どんな瞬間がすきって、やっぱり自分と関わった目の前の人が笑顔になる瞬間がすきで、自分も笑顔になれる。
笑顔の瞬間ってどんなとき?って考えたら
みんな好きなことを話したり、好きなことして楽しそうなときが
1番いきいきしてると思う。
好きなものに素直に行動してる人を見るのがすき。
だから、好きなことをして笑顔でいてほしいなと思う。
そのために、健康であることは手段だと思う。
好きなこと、やりたいことがあるのに、病気になっちゃって…とか、
もっと早く健康って大事だなって気づいてたら…とか後悔してほしくない。
だから、自分ができることは
目の前の人が好きなこと、やりたいことができて笑顔でいるために
そのために必要な健康的な状態を日頃からつくっていくために
その人の無理なくできるやり方を一緒に考えてサポートする。
この想いはずっと変わらないと思う。
そこに新しくプラスしたのが、自分の大好きな「コーヒー」。
コーヒーは気軽に人と人がつながる最強アイテムだと思う。
だから今年は、バリスタ保健師としての活動をひとつの自分の軸にしたい。
バリスタ保健師の活動を通して得た気づきについては
別のnoteで少しずつまとめていこうと思います。
2020年も明るく、健やかに!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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