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【ドイツキャベツの美味しいレシピ】Kohlpfanne(コールプファネ)

日本に完全帰国したぴょんこりんです!
18年ぶりの日本の春を堪能していたら早3か月。
日本の春キャベツの時期を堪能できたので、ドイツで私が好きだったキャベツレシピを思い出して書き下ろしてみようと思います。

みなさん、ドイツの一般的なキャベツがどんなのかをご存じですか?
日本のキャベツはとても水分が多く、中身がふわっとしていて、葉がギチギチに積み重なっている印象は私にはありません。
もしかしたら品種の違いかもしれませんが、ドイツのキャベツは基本的にミチっと、ギューギューに、ギチギチに葉が詰まっています。
隙間なんてありません!隙間なんてあったら、もったいない!っていうのが伝わるくらい葉で埋め尽くされております。そんなドイツのキャベツ界に日本のキャベピーMAXをプレゼントしたいですね~。

前置きはさておき、今回はせっかくなので私の好きなドイツのキャベツ料をご紹介したいと思います!

名前の由来

今回のお料理はKohlpfanne(コールプファネ)という名前です!
Kohl=キャベツ
Pfanne=フライパン
Kohlpfanne=キャベツのフライパン…
とんでもない簡単な料理名ですね!(笑)
ステキな日本語のお料理名に言い直してみましょうか。
【きゃべつ炒め】
トキメキ度はそんなにないですね…(泣)
味はピカイチなのに、ネームバリューが足りない。。。

材料

気を取り直して、スーパーで簡単に買える材料はこちらです!

豚牛の合挽肉 きゃべつ 玉ねぎ ニンニク 
生クリーム 野菜ブイヨンの素 クミンパウダー 塩コショウ  

たったこれだけ!少々調味料が違っても大丈夫!
それなりに上手くいきます!

①ひたひたの水でジャガイモを茹でる。塩少々。

②ドイツのキャベツの様子。

葉がぎっしり。これは葉なのか?
2-3cmくらいにザクザク切る。

③基本的な玉ねぎの大きさ。

日本のいわゆる「普通」のたまねぎは、ドイツではGemüse-Zwiebeln(野菜用たまねぎ)といいます。ではこの小さい玉ねぎは野菜じゃないのか?と毎度ツッコミを入れてしまうのですが、玉ねぎの調理方法が違うから、求められる種類が違うのでしょうね。
このように粗みじん切りを用意しておきます。なぜLEGOを置いたか?たまねぎの大きさを比較するため(笑)

④合いびき肉を油で炒める。

日本と違うところは、赤みの部分が多いのが特徴。よって炒めるときに出る肉の脂分が断然少ないし、食べたときに「肉の味」というのが分かりやすい。
これくらいカリっとするくらい炒める。

⑤たまねぎを入れて全体的にこれくらいの茶色になるまで炒める。

⑥別のフライパンでキャベツだけを炒める。

なぜキャベツだけを炒めるのか。肉玉ねぎがカリっとしているところにキャベツを入れてしまうと、水分でせっかくのカリカリが活かせなくなってしまうから。

⑦しんなりしたら、肉玉ねぎを合わせる。

混ぜる。

⑧調味料を入れていく。

スープではなく、ソースなので、ブイヨンの水分量はほどほどに。
できあがり!

⑨完成!

飾りっ気のないシンプルな食事。でもそれが病みつきになるほどおいしい。

ドイツではキャベツは安価で手に入りやすい。そして写真で見たように葉がギッチリ詰まっているので量があり、困ったときの野菜として重宝していました!

キャベツは栄養価が高く、「食べる薬」と言われています。ただキャベツだけを食べていると私はお腹を下しやすく、困っていました。そこで知り合ったドイツのおばあちゃんの知恵袋!

キャベツはクミンと一緒に食べることで、消化を助け、胃腸の調子を整える効果がある。そしてこの組み合わせは食欲増進にも効果的だ、ということを学びました。

人間にも相性があるように、野菜にも相性がある、ということが学べた一品です。

生クリームを冷蔵庫に常時ストックしているわけではない日本の冷蔵庫事情ではありますが、簡単な材料なので、キャベツが家にあるときに試してみてくださいね~!

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