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プリレコ12新刊あとがき

こんにちは、酉川ぷわです。プリレコ12お疲れさまでした……とnoteを書こう書こうと思っているうちに名古屋プリレコまで一ヶ月になっててそれはもう慌てている今日このごろ。次回を迎えるまえに前回の振り返りはしておこうということで、少しばかりお付き合いいただければ幸いです。

『オーディナリー・デイズ』

表紙イラストはしろしさんから。上がってきたとき良すぎて悶えました

前回作『もしもこの夢〜』を少し気合い入れて書いたあと、自分の中にある十咎ももこを素のまま出力してみたくなって、あまり飾らない日常ものをやろうと思いできた一冊。
言ってしまえば手癖で書いた本なので若干の不安はありましたが、終わってから「ももこのことをあまり知らなかったけど読んで等身大の彼女を知れた、興味がわいた」という感想を複数いただいたのはありがたい限りです。違和感なく読んでいただけるアウトプットをできるだけのインプットができていたと自信にもなりました。

・オリーブグリーンに身を包み

ももこの冬服が好きすぎる。その一心からうまれた作品です。全ての造形が完璧で、マギレコ7年間のうち4年半くらいはホーム画面冬服ももこにしてたんじゃないかな……。
朝は強いとシスもものホーム台詞にありましたが、シスターも勝てない冬の朝もたまにはある。
書きはじめてようやく気づいたのですが、女子高生の週末の過ごし方、わ゛か゛ら゛ね゛え゛!!! これでよかったのか……? 解像度を上げるために生まれ変わったら女子高生になりたい。男兄弟に囲まれた金髪美少女だとなお可。

みたまさんも言ってたように、いつもももこの周りは笑顔でいっぱい。それは彼女の人柄あってのことですが、無意識のうちに疲れは少しずつ蓄積されていくはずで、たまには肩の荷をおろす日もあるでしょう。そんな日だからこそ見せる彼女の一面を描けていたらいいなと思います。

それと、『中間管理録トネガワ』の利根川が帝愛をサボる回は名作。

・コールは完璧!

4/20LiSAさん、4/27鈴木このみさんと原稿期間中に2週連続でオタクライブに参戦したアホがその勢いと熱量で書き上げた話になります。(なんならその翌週のプリレコ前日にもhalcaさんのに行った)

この十咎ももこっていうのはどんな子なのかな~と魔法少女ストーリーを開いてみたらはじまったアイドルライブでの一幕、私が彼女のことを好きになったきっかけのひとつです。親近感湧いちゃうじゃん……。
ライブ行くと、とにかく力とか、希望とか、熱とか、そういうきらきらしたものを貰えるんですよね。普段の不安とか絶望とかを忘れて熱中することのできる時間というのは我々にとって貴重ですし、魔法少女にとってはより一層のことだと思います。

『オリーブグリーン~』が独りでの時間の話だったので、対比になるように「繋がり」を少し強調して書いています。じゃあ冒頭の天気も対象的に快晴にするべきだったかなと思うところもありますが、ライブの輝度を相対的に高く見せたかったのでこのような形に。
時間おいて読み返すと色々と次に生かせる気づきがあるのでnoteであとがき書くのは続けていきたいですね。

ちなみに私は洗濯物とライブならノータイムでライブを取ります。生歌は逃したら回収不可能ですが洗濯物はもっかい洗えばええ。


『Exist with Despair』

フォント探すのに当日朝の貴重な時間をかなり費やしました

プリレコ直前に推しの魔女姿をお出しされたらもう書くしかないじゃないですか……。
クラフト表紙のコピ本はいつかやりたいと思っていたのでやるならここだな、と。本文を表2-3の台詞劇で挟むフォーマットともマッチしたのでいい装丁になったと気に入っています。

じゃあどういう話にするか、というのは少し悩んだんですが(いかんせん直前すぎて悩みまくる時間なし)劇中でのももこのリアクションからこういう形になりました。タイトルは要は「絶望と、なかよく」ということですね。

絶望の形がネイルっていうのはとてもももこらしくて好きです。そのことを知ったうえで彼女のするはじめてのネイルはいったいどのタイミングで、どんな色になるんでしょうか。
彼女の場合魔女化を知ってからはそれなりに経っていてある程度折り合いはつけていた、自分の中で整理をつけていたはずの気持ちにこういうふとしたきっかけで再び向き合うことになるのはシスもものMSSと共通項があるなと思ったり。
アリナの「フィアーに負けないのは期待するフューチャーがあるからってワケ」っていうまとめは完璧だと思います。さすがパイセン。
読み返して気づいたんですが表3のオチ若干『コールは完璧!』と被ってますね??? 次回気をつけましょう。


それではまた、名古屋のプリレコで。

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