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アーユルヴェーダと食事⑦(アーハーラ)

場所について…

食事についての場所とは?
産地を含めた場所のこと…

『身土不ニ』が表しているように、人の体と人が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係であり、暮らすその土地のものを食べるのが良いとされています。

しかし、アーユルヴェーダでは体内の働きに不具合がある時にはその状況に応じたものを摂る必要があると説明されています。

例えば、土地の状態をドーシャ(体質)で表しヴァータを増やす乾燥した土地、カパを増やす湿気の多い土地、どちらにも偏らない土地のように3つに分けて表します。

乾燥した土地で採れるものを多く摂れば乾燥を増幅させます。

今の自分の体質を見て、反対の特徴を持つもの、補うものを摂るようにすればバランスをとることが出来ていきます。

今は、世界中の食べ物がいつでも食べられる環境にあります。

私は、あちらこちらに旅をしていた時期があります。旅はいくら気をつけていても必ずヴァータが乱れます。移動が多ければ多いほど…消化力が落ち疲れやすくなります。

その土地土地の美味しいものに出会う事も旅の楽しみであり、醍醐味でもあります。

何でも美味しく食べることが出来るたちでしたので、何処へ行っても何を食べても楽しめていました!

ですが…一度だけ体調を崩し、一切食べ物を受け付けず…大袈裟でなく生きて帰れないのでは無いかと思った時がありました。
体内で不具合が起きたのです..

その時に私を救ってくれたのが、友人が持参していた白粥でした。
まさかの、この一杯で完全復活を遂げることが出来ました。

この時ほど、自分が日本人だなぁとしみじみ思ったことはありません。

体調が万全の時、消化力が万全の時は良いのです。

何を食べても消化し、体内できちんと代謝し、排出出来る時は何も問題無し!

そうでは無い時も長い間生きていればそれは起こります。
その時に、『身土不二』を意識した食事を思い出して下さい。

日頃からそれをベースにした食事にプラスアルファのものを付け加えつつ、体調の変化を感じてみて!
決して決めつける必要はなく、実践して観察の繰り返し…
またまたでました…Trial&errorです。


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