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アーユルヴェーダと食事④〈アーハーラ〉

調理法について

アーユルヴェーダで言う調理法というのは、煮る・焼く・蒸す・発酵・冷やす…などなど加工法だけではありません。
調理法により、食べ物の性質が変化すること知り、今の自分の体質(ドーシャ)の状態に合わせて体に負担のかからない調理法を上手にもちいることをおすすめします。

アーユルヴェーダでは、消化(アグニ)についてとても重要視しています。
食べ物により調理法を変えることと同様に、自分自身の消化する力の状態により調理法を変えることも大切になります。

食材、調理法として、似たものは似たものを引き寄せ、今の状態と相反するものはバランスをもたらしてくれます。
冷えや乾燥を感じるのであれば、あたたかく、潤いのある食べ物を…疲れきっていて体のスイッチが切れそうな時は、煮込んだスープやブレンダーにかけた滑らかに吸収されるように調理された食べ物…だるさややる気が出ない時は、スプラウトや蒸し野菜のような軽いもの…など

私は一時期、ヨガをするのが楽しすぎて自分の練習だけでなく、相当数のヨガのクラスを行っていた時がありました。その時に、生野菜が食べたいゾーンにいて本当にボール山盛りを平気で毎日食べていました。それは、熱がこもり冷やしてくれるものを好んで選んでいたように思います。

ですが…ここからが問題で、自分自身の観察もせず一定期間を超えてもそれを続けた結果、消化力が弱まり体力の消耗が始まりました。

そしてこの時、このタイミングでアーユルヴェーダと出会いました!
運命の出会いですね!

調理法は、食べ物にも私たちの体の状態にも様々なバランスと調和のチャンスを与えてくれます。

あなたが調理をするとき、食材そのものはもちろん、食材を育ててくれたひと、届けてくれたひと、食べてくれるひと、自分と全ての繋がりを感じてみてください。
調理をすることは、すべての命と自然とあなたとわたしを繋ぐことだと思います。

次回は食材の組み合わせについて…

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