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10秒で学ぶ!イギリス英単語フレーズvol.25「ひるむ」

先に謝らせていただきますが、今回の単語はイギリスに関係のない、ただの英単語(vol.22なんかも)です。マガジンの趣旨とは異なりますが、英語という題材である以上、ネタ的に避けては通れない壁にぶつかることがたまにあります。

十分に意識はしているのですが、ときどきこうして当初の目的から外れたテーマを扱わせていただきますこと、ご了承願います。また、同様の趣旨でアメリカ英語でも「イギリス在住のアメリカ人が言っていた言葉」というシリーズで、今後紹介していきたいと思っていますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いします。

と、こんな長〜い御託や言い訳を並べてないで、さっさと本題に入りましょう。今回イギリス特有ではなくとも、どうしても紹介したかった言葉はこちら。

お恥ずかしながら、あえてカリグラフィー始めた当初の酷いヤツを記録としてそのままお出しします😅お目汚し失礼🙇‍♀️このサブリーナシリーズでは、もう1点酷いヤツが今後登場する予定です💦

daunting 怖気づかせる、ひるませる、途方もなく、気が遠くなるような

Weblioなどのウェブサイトより

といった意味ですが、これはイギリスに住むようになって初めてママ友になれたSabrinaからもらったテキスト(携帯メッセージ)にあった単語です。

発音は、ほかのマガジン(関連記事)で紹介したようにイギリス英語ではaをオと発音することが多いので、「ドォーンティング」になります。

異国の地での生活

イギリスに来た当初、印象深かったことのひとつに「教会の多さ」があげられます。住むことになった町を歩いていると、数100メートルごとに違う教会が現れました。

越してきたときは6月、当時まだ子供の学校も始まっておらず、知り合いが誰ひとりいないなか、数週間のうちに家族以外と話したのは大家さん、学校見学に出向いた先の校長先生と電気修理に来た業者さんのみ。コロナ禍で瞬く間に広まった、「ステイ・ホーム」を地でいくような引きこもり生活を送っていました。

外は晴れていても家の中は薄暗くて常に肌寒い、引っ越し荷物が未着なため、満足にいかない料理(当時まだまだレシピ本に頼ってました😅)と慣れない食材。極めつきはバスルームの電気がつかず、夏だったので日が長くだいぶ助かりましたが、それでも毎晩自分が入浴する頃には薄暗くなってしまったこと。

暗闇のなか手探りで窓から遠くの景色を眺めながら、なんだか切ない気持ちになっていました。これではイカン!と思い、とりあえずは外に出ましたが、子供がまだ小さかったので行くところと言ってもせいぜい教会内で毎週開かれる、児童館のような場所ぐらい。

が、そのおかげでサブリーナと出会えたんです。

戸惑う「イギリスの夏」

イギリスの6月といえばもう初夏で、いまですと1年のうちで最高の季節として私も認識できます。が、初めてイギリスの地を踏み、空港から利用した配車のドライバーに「今日も暑いね、もう夏だから」と言われても、当時日本から来たばかりの私には風の冷たさに震え、いったいどこがどう「暑くて夏」なのか、皆目見当がつきませんでした。

くり返しますが、いまであれば「イギリスの夏」は晴天続きで青空が広がり、爽やかで美しいと言いきれるのですが、それはあくまでも「全体的な雨の期間の合間のほんの一部」であり実際は、あれだけ晴れていたのが嘘かのように翌日にはもう雨、ということも珍しくありません。

このように年間を通じて天候が不安定なので、少しでも晴れるととてつもなく感謝し、気分がアガるようになりましたが、これはいわば意識的に身につけた、生活の知恵とでもいうようなものです。

イギリス式の文章にも戸惑う新参者

慣れなかったのは生活だけではありません。サブリーナからもらったメッセージは、こちらに来て初めて目にしたテレビや雑誌からではない、現地のイギリス英語のオンパレードでした。

そのなかでとりわけ目を引いた言葉が今回のdauntingと、もうひとつはまた次回紹介するとある単語でした。

長年途切れ途切れに中途半端な英語と接してきた経験からすると、習得する英単語というものは、仕事や生活などの場で実際に使っていないと、耳にすら入ってきません。

dauntingをイギリス特有の英語だと当初勘違いしていたのは、これまで聞いたことがなかったからです。きっと、今日のことしか考えず(明日のことすら考えてませんでした)自由気ままな生活を謳歌した独身時代など、dauntingするような経験がなかったのかもしれません。

不思議なもので(というより、当然なのかもしれませんが)、一度認識した単語は以降、バンバン耳に入ってくるのです。テレビのコマーシャルでも聞きましたし、雑誌などの紙媒体では

Eating vegan every day during Veganuary can be daunting but..
ヴィーガン月間だからって、ヴィーガン食ばっかり食べるのは躊躇してしまうだろうけど・・
When I had my twins I felt clueless and daunted.
双子をもつことになった時は、なにもわかんなくて、どうしたらいいか皆目見当もつかなかった

といった感じで目にしました。ちなみに、サブリーナからの初めてのメッセージには

It can be quite daunting to go somewhere you’ve never been before!
初めての場所に行くのは結構勇気がいるよね。

by Sabrina

だからなにか必要なことがあったらいつでも言って、といった感じで、近くのアジア食材のお店情報や、ロンドン都心部へのアクセス方法といったことまで親切に教えてくれました。家もちょうど近所で、知り合いゼロだった当時は心強い存在でありがたかったです。

※カバー写真はタイの石膏像で、決して怯んでいるのではなく、敬意を示す合掌、それも写真のものは最上級の、仏や両親祖父母など目上の尊敬する人への挨拶のようなものです。今回使用したのは、ちょっと恐怖などに対峙している感じに見えなくもない?と思っての利用であり、決して侮辱をしているわけではありません。不謹慎で失礼だと不快に思われた方がいらっしゃれば、差し替えます。

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