FENNEL 2zzy interview

最初のVALORANTチームであるLAGは、2zzyさん、KuuKaiさん、Flaxさん、sakuraiさん、toruさんがいました。Rock de Nashi CUPやVALORANT from TOKYOで優勝し、RAGE Inviationalの決勝ではJUPITERに敗れましたが、すばらしいスタートでした。LAGがここまで順調にスタートできた理由は何ですか?

2zzy : あらかじめベータ期間より5人での練習を行っていたからだと思います。ほかのチームよりもスタートが早くて、より質の高い練習ができていたんじゃないかなと思います。

LAGのチームメイトの中で、前に一緒にプレーしたことのある人は何人いますか?

2zzy: LAGのメンバーがあの時が初めてでした。以前、KuuKaiと、名前は知っているけど、一緒にプレーしたことのない人たちばっかりでLAGに入って初めて一緒にプレーしました。

Playerとして、エージェントのSovaを一番使っていますが、日本のSovaのplayerで、play styleの違いはありますか?

2zzy : 例えばCRのmedusaはエイムのSovaであるのに対して、同じチームのTensaiに関しては打ち合いというところもありつつのスキルを返す、スキルメインの立ち回りがすごく上手い選手で、同じSovaでも様々な立ち回りがあるなと思っています。

日本でも世界でも、尊敬するSovaのプレーヤーはいますか?

2zzy : Sinatraaのプレースタイルはすごく面白いなと思います。あとはShahZaMに関しても頭のいい使い方をするなと、Sova Playerとしていい使い方をするなと思います。

2020年に入り、チームの成績はまずまずで、ベストではなかったかもしれませんが、常にトップに近い位置にいたと思います。しかし、その後のトーナメントでの成績は振るわなかったと思いますが、原因はなんですか?

2zzy: メタの変更にうまくついていけなかった、チーム内で目指す方向性を見失いつつあった。当時、GGCという大会が終わった後に、次の大会までに期間があって様々なことを試してたんですが、その中でREJECTや、韓国のVision Strikersの活躍があったりとかで、自分たちが目指すべきブレースタイルが分からなくなってしまって、今まで積み上げてきたものを一度崩して、再構築するのに時間がかかってしまったというところです。

年末にLAGを脱退して、FENNELに参加されましたが、どのような経緯でしたか?

2zzy:  LAGを抜けた後、自分と同じような境遇であった元CRのTonboさん、JinxにもEnvyにも一緒にチームをやろうと声をかけて、所属するチーム先を探すために様々なところにメールを送らせていただいて、その中で一番自分たちの目指すべき方向が同じだったのがFENNELだったという感じです。チームを作りませんか?とメールをたくさん送って、自分たちと共に歩んでいくべきチームがFENNELだったという感じです。

FENNEL以外のチームに行く選択肢はありましたか?

2zzy: FENNEL以外に行っていた可能性はあります。けれど一番自分たちの描いている未来と、一番近かった、自分たちがこうなりたいという思いに一番近かったのがFENNELでした。

日本は世界的に、日本人選手だけでなく韓国人選手が所属するチームが多い特徴があります。日本語しか話さないチームから、ゲームの外でも、中でも、複数の言語を話すチームへの移行はどうでしたか?

2zzy: 正直めちゃめちゃ大変でした。(笑) 最初、チームメイトのCLZはJinxが言う「Break, Recon」という簡単な英語も聞き取れなかったくらいなので、めちゃくちゃ大変でした。(笑)

Twitterで見たのですが、Insomniaはゲーム内でのコミュニケーションに英語を使うそうです。FENNELは英語か、日本語か、それとも両方使いますか?

2zzy: 今は日本語に変えつつあるんですけど、一番最初はチーム全体は英語、日本人だけが残ったときは日本語、韓国人だけが残ったときは韓国語でというように、3つの言語を使ってやっていました。

FENNELはトーナメントのグループステージでは、良い成績でしたが、プレーオフでは、序盤で敗退しました。優勝の大本命ではなかったかもしれませんが、負けたチームの中にはファーストゲームのようにスキルレベルが近いチームもあったので、本当に驚きました。結果があまり振るわなかった原因は何ですか?

2zzy: やっぱりコミュニケーションですね。最初、「Break, Recon」が聞き取れないくらいの英語力だったので、グループステージでは、エイムのような個人の力で勝てるようなところも、プレーオフではそれだけでは通じなくなってきた。コミュニケーション面の差が出たんじゃないかな。コミュニケーションミスが1試合に何個か必ずあったし、そういうところの差だったんじゃないかなと思います。

最近FENNELに参加したTensaiさんも、Sovaの選手ですが、お二人のプレースタイルの違いはどんなところですか?

2zzy: 自分はSovaを一番使ってはいたけど、Sova専門ではなくて、たくさんのキャラを使うプレーヤーなのでどっちかといえば、Sova専門的ではなかったプレーヤーなんですが、それに比べてTensaiはSovaに特化した専門的なプレーヤーなので、自分よりもさらに深い使い方、たくさんのリーコンの近く、Sovaの感覚を掴んでいると思います。

現在のFENNELのロスターには8人の選手がいますね。これだけの人数がいるチームは他にはないと思うのですが、オリジナルのロスターのメンバーとして、どんな経緯でこの形になったのでしょうか?

2zzy: これに関してはFENNEL代表の仏さんの意向で、Overwatchのように競争の激しいチームにしたいという意向で新たなメンバーを加えることになりました。

試合に出場しない選手は、試合に出場する選手のために、練習に協力してくれますか?例えば、エージェントについてのアドバイスなど、手助けしてくれますか?

2zzy: もちろん質問されたり、頼られたりした場合は手助けしたりはします。Tensaiは大学に通いながらなので、大学でたまに来られない日はEnvyが代わりに入ったり、こなしたりはしているんですが、基本的には特にないです。特に今は大会中なので何か特別することはないです。対抗心じゃないですけれど、気持ち的な面で競争が生まれているんじゃないかな。大会が終わってからアクションはあるかもしれないです。僕にはまだ分からないですけれど。

FENNELがmeltdownさんとアナリストとして契約しましたが、彼はどんな人ですか?

2zzy: 彼はアナリストでほかのチームの研究や特徴を捉えるのが上手なプレーヤー。逆にチームのどこが良くてどこが悪いと見つけるのも上手い。スカウティングの上手い、コーチにもなれるし、アナリストもできる非常に優秀な人だと思います。

韓国のチームとのスクリムは全くないですか?

2zzy: 韓国やアジア圏のチームとスクリムしています。

韓国のチームと日本のチームとのスクリムで目立つ違いはありますか?

2zzy : 日本のチームはどちらかといえばパッシブ気味、割と控えめでスキル重視、お互いの連携を重視した戦い方を取っているのに対し、中国、韓国、東南アジアはどちらかといえば個人の力で、もちろん連携も取ってはいるんですが、日本よりもアグレッシブなプレースタイルが目立つなと思います。

たくさんの選手の中で、特に仲の良い選手はいますか?Jinxさんですか?

2zzy : Tensaiと一番仲が良くて、次にJinxやCLZかなと思います。Tensaiはこのチームに入る前から仲が良いので。

Tensaiさんはどんな人ですか?

2zzy : Tensaiは非常に面白くて強い人です。韓国から日本に留学に一人で来ていて、日本語を上達させるために、日本であまり韓国人の友達を作らずにやっているような心の強い人だなと思います。

新しいFENNEL は、次のプレーオフに向けて、以前と違いはありますか?もしそうなら、どんなところですか?

2zzy : 以前と違うのは、コミュニケーションを日本語に変えていっているということです。一つの言語にすることでより連携面が良くなるんじゃないかと思います。


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