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塗装に注目中

基本、私はガンプラ作る時に全塗装したがらないマンである。これは「ガンプラは成形色で色付いてんだからワザワザ色塗る必要性はないだろー」というズボラ面と、やるならヒケ取りとか整面しっかりやって遊びたいという「ヤスリがけ大好きマン」気質の折衷である。

上記の記事でも書いたが、塗装を単なる色塗りと考えずに「表面処理の一環である」と捉える事が出来たら成形色仕上げは「手抜き」ではなくなる。本来テケトーに800番まで磨いてサフの1000ぐらいで下地を作り、「上手く塗装したら」すごーくFineなモデル表面」が手に入る。このサフと塗料により処理される「平滑面」に匹敵するプラモ表面をヤスリがけで作ろうとしたら、ペイルライダー磨いて3ヶ月掛かった。

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銀色塗料の定着力がアホほど低いので「磨き上げた面」の上にトップコートを吹かざるを得ず、結果的に4000番まで磨いて更に化繊やティッシュで磨くのではなく、2000番まで処理してトップコート吹いて磨いた方が楽(4000番要らんかった!)という事実に割と涙した。

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超研磨したので盾に周りの風景が映り込んだりする。私はトップコートも塗装の一つと考えてる(というか、サフより先は全て表面処理だと考えてる)からアレだけども、色を付けるだけのことを塗装と呼ぶなら正直それには塗り絵程度の意味しかない。そこにキチガイじみた平滑面への欲求が生まれた時に初めて「塗装をした方が楽」という見方が生まれ、塗装をした方が楽なんだけど俺はそれと互換レベルの表面をこの手で磨きあげるぜ!になると割と地獄道になるである。

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ワシの寒ジムとか皆がテケトーに処理してテケトーに色塗ったモデルより表面綺麗だからな。

で、下手なの見ても自分のスキルの向上は無いから、最近SNSとかYouTubeで塗装が上手い人の作品を探している。

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研いで磨いたこのミサイルポッド部分に負ける程度の表面状態しか作り出せないなら、塗装する必要性無いもん。これより美しい塗面を探して「そいつをどうやって作り出してるか」考えなければ進歩出来ないねん。

すると、ですね。

正直申し上げて皆塗装が下手である。

特にエアブラシ推進派の内残念な子ほど「塗り絵」レベルに留まっている。そも塗膜を作るって概念がないからね。
つや消し吹いて置物撮影みたいに影飛ばすのが良いと思ってんだから、そらーまー色着いてればそれでえーわいな。全力で表面処理状態隠す方策取ってるんだから、本人も不味さに気付けないのであろう。

そんな状況だからなのかもしれないが、モデルアートがこんなん出すみたい。

一回基礎からやらんとダメなんだべな。
この本読んで「そんなん当たり前だべ」になる人は多分この本買うし、新しい知見なのに「へー」で終わらせて買わない奴は相変わらず駄目塗面を作り続けるのであろう。特に中身精査してないが、初代の塗りは確かに優れてるし頭の中にちゃんとしたロジック詰まってるから外れはしないだろう。その気になればYouTubeで動画見る事が出来るが、正直かったるいし検索性が良くないから本買った方が良かろうな。

ノウハウ集なら一読すりゃ良いのだが、テクニックは修練しないと身に付かない。何度も参照して繰り返し修練するなら本を買うべきだ。

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