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相手の視点から物事を見る。「向かい合う」より「並び合う」関係に。

【インタビュー:秋戸 千尋さん】コロナの影響などもあり、働き方は様変わりしました。今後ますますオンラインでのコミュニケーションやファシリテーションの機会が増えることは必至であり、その能力を高めていく必要性を感じたという秋戸さんにお話を伺いました。

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「向かい合う」より「並び合う」関係性に

── 講座の中で、特に印象に残ったことを教えてください。

秋戸 千尋さん(以下、秋戸):相手の視点で物事を見るということが、どういうことなのか、掴めた気がします。
相手のことを深く理解しようと思う際に、よく「向かい合う」という言葉を使います。しかし、その状態だと、相手と自分が互いに逆の方向を見ることになりますよね。私は、相手と同じ方向を見ることで、相手の視点で何を見ているかを知ることが、大切だと思いました。そういう「並び合う」状態でありたいです。

例えば、展望台に登って、向かい合って望遠鏡を覗いたとして、私からは北側の海が見えるけど、相手からは南側の山が見える、という様なことが起きてしまう。そういうところから、ボタンの掛け違いが生まれるのではないかと思うんです。
そうならないために、例えば「向こうの東京タワーを見ましょう!」と、同じ方向をむいてお互いに焦点を合わせていくことが大事だと思います。

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── まずは並び合い、お互いの焦点を合わせるんですね。そうすることで何が起きるのでしょうか?

秋戸:焦点を合わせて、同じものを見ていても、それでも噛み合わないこともあります。今は、個の時代になってきて、「同じ日本人同士だから自分と同じバックグラウンドを持っている」という前提で相手と話しても、うまくいかないことも増えてきたと思います。

同じ土俵で話すためには、そのような前提に捉われず、その人個人が背負っているものや、考え方、大事にしているものなどを見つめていくことで、「相手の言っていることは、どう言うことだろう?」と、しっかり考え、知ろうとすることが大切だと感じます。私も、そういうファシリテーターやリーダーを目指したいと思います。

相手を理解するために、まずは自身の事実、解釈、感情に気づく

── 相手を知ろうとする上で、何が大切になってくるのでしょうか?

秋戸:一旦、自分が思っていることは置いて、その人が、なぜそういうことを言うのかとか、どうしてそういう考え方に至ったのかと、相手に集中して理解することが大切だと思います。

それでも、相手の発言や反応によっては、こちらも影響を受けてしてしまうこともあります。そういう時には、ノートに”事実”と”解釈” ”感情”を分けて書きだしています。すると、事実が出てこないこともあって。「なんか、めちゃくちゃ解釈まみれじゃない、私?」って笑。それを見て気づいて、冷静さを取り戻すことができるようになりました。相手に集中するためには、自分の中で起きていることを自覚し、認めることも同時に大切なことなのだと思います。


周囲を変えたい…と思っている方へ

── 最後に、この講座をどのような方にオススメしたいですか?

秋戸:「なぜ自分の伝えたいことが伝わらないのだろう?」「(周囲の人に)変わって欲しい」と思ってらっしゃる方はオススメです。よりドラスティックな変化や今までと全く違う視点を提供してもらえるはずです。

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「インプットすることがとても好きなんです」と話してくださった秋戸さん。自己研鑽や探究のためだけではなく、明確な意思や意図を持って、その先にある他者とのより良い関係構築、良い場作りのためのアウトプットへ繋げている様子がお話からひしひしと伝わりました。並びあう関係を大切にされる彼女のリーダーシップが、今後どの様に発揮されていくのか楽しみです。

インタビュー / 文 :Pure Edge 門脇

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