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【#2】青森・弘前市の老舗スナックビルにホテルを作った訳・中編①

続きます。

青森空港からレンタカーで約40分くらい。
観光名所でもある「弘前城」から目と鼻の先にある、弘前市は鍛治町。

お城、大学、病院、行政機関、会社、商店街、ホテル、スナック、飲食店...

全部乗せ!!

この街は面白そうだなと率直に、その時にそう思いました。

一つだけ具体例で挙げて、ミーハーな所でいくと

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スタバがあるんです!しかもめっちゃレトロでいい感じの!!!

スタバ弘前公園前店は、神戸北野異人館店に続いて、なんと日本で2番目に有形文化財を利用したスタバだそうです。
スタバの目の付け所がすごい。

昨年冬に行った際、
雪を見ながらレトロな店内で飲む人生初のフラペチーノというのを経験させて頂きました。

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さて、そんな街、弘前市なんですが、
今回改修工事を行ったのが、
「グランドパレス1号館2号館」というビル。

【グランドパレス1号館】

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【グランドパレス2号館】

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最初みた瞬間の感想は「古ッ」です。笑

1号館2号館というだけあって、元々は別々の建物だったようですが、
現状では渡り廊下が作られ、1つの建物となっていました。

建物の構造的には
1号館:2階建て
2号館:3階建て という形です。

1階はテナントさんが入っていましたが、2階、3階は空き。
昼でも2階より上は真っ暗でまるで廃墟のような恐ろしさもありました。

そんな、
どちらかというとかなりネガティブ。
そして、皆が目を避けてしまうような場所


「これ、面白いですね。」
代表と私の意見が、この視察の現場で一致。
そして1年前の2019年6月より、このプロジェクトは動き出していきます。

その当時(コロナウイルス騒動前)、
不動産賃貸業として自社事業ポートフォリオを見ていく中で、今後の保有不動産について、レジデンス系や商業ビル系のみを保有するのではなく、一層の日本の観光立国化。また競売物件の新たな再生方法として「無人でのホテル」ができるか、という道を模索していました。

「お城も近いし、観光もできる。さくら祭りやねぷた祭と季節ごとのお祭りも豊富。スナックは箱型だから、これを残しながらインバウンド向けの宿泊
施設できるのでは?」


そもそもホテルなんて作ったこともなく、
青森・弘前の事もまだまだ知らない事こんな私が、

色々不安もありましたが、とにかくこのプロジェクトは始動したのでした。

続く


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