見出し画像

よくない趣味の話

あまりいい趣味ではないことなのですが、
ついついやってしまうことが二つあります。
1つは、人の家に行った時に本棚を見てしまうこと。
もう1つは、商品の値段当てです。

人の家に行って本棚があると、どういう並びで本だのDVDだのがあるのかを結構じっくりと見てしまいます。
本棚は分かりやすくその人が何に興味があるのかを示しているので、面白いです。
興味だけじゃなくて、時には文化資本、教養であったり、生まれのバックグラウンドのようなものも示すような側面もあります。
なので、極めてプライベートな部分なので、ジロジロ凝視するべき場所ではありません。

抽象的な言い方になるので、
とても分かりにくくて申し訳ないんですが、
僕は下のようなことに興味があります。
・「○○がどのような構成要素によって成り立っているか」
・「○○はどういうプロセスの上に成り立っているか」
・「○○はどういう価値観・世界観・視角・視座を背景に成り立っているか」
・「○○はどういう社会的な関係の下で出来上がったか」
・「○○は口ではどんなことを言い、対照的にどんな行動をとったか」
(⇒「○○の主張がそのまま通ったら、結果的には、誰にとってどんな得が、誰にどんな損があるか」)

本はその人となりを成す上で大きな力になります。
ものの考え方、何に注目するか、現象の切り分け方・捉え方(一部の学者が「フレーム」と呼ぶもの)
そういったことが本をベースに成立してたりします。
なので、本棚が気になってしまいます。
あと単純にインテリア的に洒落てるかどうかってのもありますが。

僕が見た中で一番本読むタイプはどんな本棚をしているかというと、
本が多すぎてぐちゃぐちゃになっているタイプの人、パンパンに本棚に詰め込んでる人が一番本読んでます。

もう1つの趣味の話しします。
値段当ては、お店に行った時に商品の値段を推測するっていうだけのやつです。
ずれていたら、その誤差を修正していくようなことを頭の中でやっていきます。
目の前の商品の値付けがあってるかどうかは定かではないにしろ、世の中では何にどれくらいの料金が必要になるか、
PAMをやるうえでそういう感覚を持っていきたいと思っています。
芝居にそんなお金払われへんし、とか、
その物販もうちょっといい値段つけてもいけるんちゃうか、とか
そういう目線をなるべく正確に持ちたいなあと思っています。

ただ、その商品本来の価値であるとか、
世の中の人(って一言では言えないんですが)が出せるお値段が目の前の値札とピタリ一致しているかどうかはやっぱりわかりません。

どうでもいいんですが、タイトルの写真は僕の家の本棚じゃありません。本屋です。社会科学の系統の中の政治哲学の本棚ですね。

作: PAM
連絡先/Contact
Twitter ID: @Pulse_amp
Instagram ID: @Pulse_amp
Profile: https://linktr.ee/p.a.m
Mail: pam.since2015@gmail.com
🄫 2015-2019 PAM
CopyRight (c) Since 2015 PAM All Rights Reserved

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?