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コロナについて書けばバズるとか聞いて

毎日のようにコロナウィルスに関するニュースが流れていますね。

あまりにもその文字を目にするので、最初は違和感のあったウィルスという表記にも慣れました。ずっとウイルス一択しかないと思っていたんだよなあ。でも発音に忠実に従えばヴァイラスということになるんじゃないのか?考え出すとわかんなくなるしウィル・スミス氏の顔も脳内に出てくる。

まあ正直なところ、ちょっとうんざりなのですわ。

確かにウィルスは怖いが、ここまで来るともう、コロナという単語そのものが呪いの言葉であるかのように感じてしまう。

マスク手洗いうがい重要みんながんばれ武漢の皆さんドンマイ感染者の方々はゆっくり治してね。これだけで良いはずだと思うのです。が、どうにも世の中では多くの論争があちこちで巻き起こっているらしく、テレビジョンもYouTubeもTwitterも燃え盛る始末。

とにかく誰かが誰かを叩きたい。医師を叩き、大臣を叩き、全国ツアー中のアイドルを叩き、アベとかいうとても凄い人(人工災害を起こせる特殊能力を有しているアルター使いなのだそうだ)を叩く。

コロナというのは本来は、太古から太陽の周囲で輝いている超高温の光のことを指す、とてもロマンチックな単語のはずなのです。なのに。

ロマンチックの欠片もないワイドショーにお偉い医大教授の方を呼んで「どうしてこうなったんですか?」とか言っていじめるのはやめろ……。と、心の中で毒づいてドライサウナから出て行き、テレビのないスチームサウナで5分間コロナと真剣に向き合ってきました。

ちくしょう……。この状況だから祝日でもスーパー銭湯はガラガラなんじゃないかというアテが外れてむしろみんな俗世を憎んでここに来るのか激混みだぜこのヤロー。せっかく泉北高速鉄道という、……申し訳ないことにまずその存在を知らなかった路線を乗り継ぎ、さらに40分くらい歩いたというのに。あ、昨日の話です。

スパリフレ。それは堺市と和泉市の境に位置するスーパー銭湯。

外観からするとけっこう老舗なんじゃないかと。駐車場には、堺ナンバーと和泉ナンバーの車が半々くらいで停まっていて、ナンバープレートフェチの自分としては嬉しい。自分の普段の行動範囲である北大阪エリアでは、堺ナンバーの車ってあんまり走っていないんですよね……もっと南のはずの和泉ナンバーのほうが多い。

さて、話があっちこっちに反れていますが、コロナ。

そう、コロナ。

コロナとは……モデール社が製造するビールの銘柄。確かなんかライムを搾って入れるやつ。ちゃんとした飲み方は漫画『BARレモン・ハート』の何巻かに載っていた気がするのでそれを読もう。

コロナとは……トヨタ・コロナ。1957年から2001年まで生産されたトヨタのセダン。ですが自分はチェイサーとかアルテッツァのほうが好きですコロナ乗りの皆さま申し訳ない。

あと石油ストーブのメーカーにコロナというのがあるらしいですがあまりよく知りません……。というか石油ストーブはたぶん学校でしか見たことがない。

教室にエアコンがない学校は今でもかなり多いと聞きますが、給食の時間にストーブでパンを焼いて怒られる小学生とかって今もいるんですかね?

しかし、そのうちのどのコロナよりも、自分のなかで馴染み深いコロナが存在します。それは幾億年前からずっと太陽系でオラついていらっしゃるコロナよりも自分としては大切なものです。

小さい頃におばあちゃんとよく行った大型スーパー「コロナ」。あのコロナこそが至高のコロナです。ああ、コロナよ。あの恐ろしく巨大な駐車場。手前にあったサンリオショップ。あとなんかクリーニング屋とかヘアーサロン的な店もあったような。

そのコロナの思い出だけあれば自分は充分なのです。たぶんこのテキストがバズることもないでしょう。note公式におすすめされたからといって私は媚びぬ。ていうかこんなのがバズっても困る。

え?あ、そうそう。そうなんです。おすすめされたんですよ。公式に。固定ページのやつ。コロナに疲れている方は、きれいなぷらーなが書いたこっちを読んでください。結局これの宣伝がしたいだけのテキストでした。おしまい。

サウナはたのしい。