見出し画像

嫌な客とは作られるものなのではないかという仮説

ほぼ毎日、家の近くのセブンイレブンに寄って帰ります。

もう何年もそうなので、確実に店員さんに顔を覚えられています。なぜわかるのかというと、自分が何も言わないうちから、すでにレジがバーコード決済の画面になっているからです。

元コンビニバイトの自分としては、できるだけ良い顧客で在りたいと常日頃から思っているので、できるだけ早めに決済方法を言って、できるだけ早めにレシートは不要であることを告げ、店員さんの負担を減らしたい。

……のですが、自分が何も言わずとも店員さんはPayPay決済の準備をしてくれていて、時にはレシートを屑籠に入れる準備までしてくれているので、なんの労もなく買い物が終わります。

いや、店員さんの丁寧な気遣いによるものなのは確かなので感謝なのですが、それに慣れることによって、他の店でもそれが当たり前であるかのように振る舞う嫌な客にならないようにしたいなあ、と。

そこで思ったのですが、あくまで性善説に基づいた仮定で考えると、コンビニとかスーパーとかの感じの悪い客って、元からそうだったわけではなく、こういった馴染みの店で善き対応をされていたからこそ作られたものなのかなあ、と。そう考えれば、このストレス社会において心を広く持てるのではないかと。

例えば、これはコンビニバイト経験者ならほとんどの方がわかっていただけると思うのですが、タバコを買う客で、ちゃんと銘柄の名前を言わない人。「6ミリ」とだけ言って、なんの6ミリなんだか言ってくれない。ソフトなんだかロングなんだかわからない。これも経験者ならけっこう頷いてくださると思いますが、そういう人ほど訊き返すと怒る。

でもこれは、以前ずっと通っていたタバコ屋では「6ミリ」だけでおばちゃんにツーカーで通じて希望の銘柄が出てきて、それがその人の中で当たり前で常識だったのかもしれない。

無言でICカードをかざす人も、地元の馴染みのコンビニではそれですべてが上手く行っているのかもしれない。

横から新聞を持って割り込んでくる人は、列の並び方を知らないだけかもしれない。

店の通路の真ん中で立ち止まってスマホを弄る人は……ごめん無理。せめて脇に寄れ。それでも、LINEとか見ておつかいメモの確認をしている感じの人とかはまだいい。Twitterもまあ……ギリ許容範囲かな。ただ、そこでソシャゲをやる奴だけは擁護できん。馬鹿どもにスマホとGooglePlayカードを与えるな。

あと、これあんまり理解されないかもしれないけど、通路の真ん中より後ろに仁王立ちして商品棚を見る人が嫌なんだよなあ。ひどい場合だと向かいの商品棚に寄りかかる勢いだったりとかして。前を横切るのも気を遣うし、かといって後ろからは通せんぼされているし。

ん?いつの間にか完全に愚痴になっている……?どうやら自分は自分で思っていたよりも心が狭いようです。でも通路の後ろ仁王立ち問題についてはかなり前から思っている……どこのコンビニでもぶち当たる現象な上に該当する人が多過ぎて、気にしていたらキリがないとは思うんですがね。クレーマーというのもなろうとしてなる人は少なくて、こういうのの積み重ねがそうなっていくのかもしれないな。

サウナはたのしい。