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散髪屋に行く前のハードルが高い

久しぶりに散髪屋に行きました。

散髪屋というのはつまり床屋なのですが、身近に「床屋」と言っている人がほとんどいません。自分でも言わない。地域性でしょうか。

どうにも子供の頃から散髪屋というものが苦手でして、行くのが億劫で億劫で、何ヵ月も何ヵ月も放置したあげく、親にいいかげんに切れと言われてしぶしぶ1000円札を握り締めて行くというのがいつものパターンでした。

行ったら行ったで面白いんですけどね。特に漫画を読むのが。

住宅地にひっそりとあるような、あんまりオシャレっぽくない地味な散髪屋が好きで、待合所に『GTO』とか『金田一少年の事件簿』が中途半端なところまで揃っているようなところが好き。特に金田一の遭遇率は高い。住宅地の散髪屋は古めの金田一が必ず置いてある説を水曜日のダウンタウンで発表したい。

散髪屋で未だによくわからないのが、「どれくらい短くされますか?」に対する答えでして、もう小学生の頃からずっと「刈り上げる程度に」の一択なのですが、今度は「どこまで刈り上げますか?」への問いが難しい。

服はそれなりに気にするけど髪型はわりとどうでもいい自分としては、よっぽどアバンギャルドなものか誤ってぜんぶ剃っちゃったとかでなければテキトーに短くしていただければそれで良いのですが、答えないわけにはいかない。

今回の担当の方は3段階のバリカンのミリ数でで説明してくれて、非常にわかりやすかったです。すべての散髪屋でそうしてほしい。

ところで中学生くらいの頃まで、近所の行きつけの散髪屋に行くと必ずお菓子がもらえました。大抵はプロ野球チップスだったのですが、たまにサッポロポテトの時もありました。さすがに高校生になってから行った時は何ももらえませんでしたが。

自分は今のところ見たことがありませんが、子供はカット中にお菓子を食べてもOKなお店もあるのだそうです。

まあ散髪中の子供はじっといませんからね。自分も騒いだり暴れたりこそしませんでしたが、頭をグラグラしないでとよく言われました。というか、今でも言われるのですが……油断していたらすぐに下を向いてしまう。

だいぶ短くしたので当分は行くことがないと思います。年内はまずないでしょうね。そうやって何ヵ月も放置しているうちにまたボサボサになるんだろうなあ……。散髪屋でそれなので、美容院はもっとハードルが高いのです。一生に一度は美容院とやらに行ってみたい。

サウナはたのしい。