ぷらぷらり日記 2021.3.17 東大阪市～久宝寺緑地

今朝は8時にいったん起きたのですが、ああ昨日のアルコールがまだ体内に残っておるということを瞬時に察し、ポカリスエット900mlをガブ飲みして寝ました。

次に起きたらあれまあ、時計は12時を回っているではありませんか。休日は早起きして充実させたい私としては大いに不本意である。気分を変えたい。そうだ銭湯に行こう。

2019年に開通したばかりのJRおおさか東線に乗り、新しくて綺麗なJR長瀬駅へ。

このJRおおさか東線、大阪の中心部から奈良の中心部へのアクセスを良くする目的で開業されたそうですが、その経由地である東大阪市へのアクセスも良くなっています。以前はかなり遠回りしないと近鉄沿線の地域である東大阪市まで行けなかったんですよね。

そして東大阪市は、大阪府内でも屈指の銭湯激戦区だったりします。なにせ、かつては80軒ちかく存在したらしいので。

現在は27軒にまで減っていますが、銭湯が0軒の市もあるので、かなり健闘しているといえます。

ちなみにこの表は、京阪神の銭湯の情報をググりまくって自作したオリジナルリストです(なので実際は27軒ではないのかもしれません)。

さて、さっそく激安自販機である。今日は二日酔いぎみということもあるので冒険はしない。無難に80円のPICNIC WATERを。

しばらく東大阪を歩きますが、このあたりはなんというか街並みがレトロだ。昭和を感じさせるお店が多い。

住宅地と完全に同化した位置にある衣摺温泉。外観は家……、っていうか隣にインターフォン付きの玄関がフツーにあるので実際に家である。朝の6時から開いているという心強い銭湯。

脱衣所の床が御座っぽかったり、ガラス戸もそこそこ年季が入っていそうですが、昭和というよりは平成初期～中期っぽい感じ。

炭酸風呂と書かれたエリアは少しだけ露天になっているんですが、浴槽の部分は屋根つき。電灯とかもないので、夜に入ったら暗くて独特の雰囲気になりそう。

電気風呂が2種類あるんですが、そのうちの片方はV字型に設置されていて、Vの真ん中に腰を埋めるように入ると良い感じに刺激が来る仕様。他で見たことない。

ロビーの本棚にたくさん漫画があります。少女漫画が多め。

昼風呂の後は特に何も考えずに道を歩き、意外とすぐに隣の八尾市に入ってしまいました。

久宝寺緑地という巨大な公園施設の入り口らしい。

こういう感じの並木道。

とても美しいのですが、植物に疎くてこれがなんの木や花なのかさっぱりわからん。

遊具で楽しんだりサッカーに勤しんだりジョギングをしたりする八尾市民の皆様を眺めながら、近鉄の久宝寺口のほうへと。

方角的に引き返す形になりますが、このタイミングで唐突に、郵便局にちょっと用事があったことを思い出したのです。別に今日でなくてもいいといえばいいのですが、後回しにするとめんどくさいなあという温度の案件。

で、ググってみたら、郵便局があるのは久宝寺口駅前とのことで。

郵便局のある川沿いの小道。なんというか古都っぽさがある。

せっかく駅前に来たので、近鉄電車に乗って、東大阪市の中心地である布施まで。

布施駅前のこのイオンは昔はビブレだったらしいのですが、程好いビブレ感があります。うん、ビブレ感。

たまにダイエー感を残したイオンとかジャスコ感を残したイオンってあるじゃないですか。ここはビブレ感を残したイオンなんですよ。え？なにをいっているのかよくわからない？

余談ですが、京都の北大路にあるビブレは今もなおビブレの看板を守っているので(WAONが使えるし、中にあるスーパーには思いっきりAEONって書いてあるけど)、あそこには末永く頑張ってほしい。

そんなビブレ感あふれるイオンに背を向けて10分ほど歩くと辿り着くのが布施温泉。看板の傷みが歴史を物語っておられる。

こちらはバリバリ昭和を体験させてくれる銭湯でした。傘立てがなんか昔のやつ。

450円を払うと、ちょうど湯上がりらしい先客のおじさんとすれ違い。

浴室の扉を開けると、おお……。誰もいない。貸し切り状態だ。悠々と浸かる。水の音しか聞こえない静謐な空間。良いタイミングに来たものだ。

昔ながらの銭湯という趣で、サウナも水風呂もなし。カランはシンプルに横一列。こういうのも楽しいもの。ガヤガヤした繁華街から歩いて10分くらいのところとは思えぬ。

かの井之頭五郎氏もおっしゃっていた。

モノを食べる時と風呂に入る時っていうのはね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……(多少の改変あり)。

おまけ。なんかほっぺが白いアンパンマン。

おまけ2。謎にリアル。ちょっと怖いわ。