見出し画像

父の日に思うこと

今日は父の日。
もう亡くなって13年。

若い頃にうつ病になってしまい、私が子供の頃の父はいつも家で寝転んでいて空中によく文字を書いていたイメージしかなかった。父が40代の話。

これではいけないという事で、母親が気分を変えるために私が中学へ上がる時に母方の実家へ引越しをした。

引越し先では個人で塾の先生をやり始め、最盛期には15人ぐらいを一度に教えていて、その頃の父は元気だったイメージがある。父が50代前半の話。

でも私が高校に上がる頃に一緒に住んでいた叔母と険悪な雰囲気になり今度は父方の実家へ引越す事に。

その頃には塾の生徒も少なくなり、また家で過ごす日々。
でも家では畑をやったり母親の仕事の経理をしたり、犬の世話をしたりと元気ではあった。

そしてバッティングセンターでホームラン王を何度も取ってくるというやり甲斐を見つけてからは何かよくわからない自身があったのか、いやに元気になっていった。父が60歳前後の話。

それから10年程は元気だったんだが、急に倒れて入院する事に。病名はギラン・バレー症候群。日に日に喋れなくなり、最後の方はあまり何もわかってなかったように思う。

特に思い出がなく、父親孝行もほとんどしてあげられなかったな。でも恥ずかしながらこれを書きながら泣いてしまっている。たぶん後悔があるんやろな。

でも、こうやって振り返ってみて、60歳前後のやり甲斐を見つけた時のイキイキした感じを見習おうと思って、今楽しく生活してるで!

こうやって振り返る事でしか父親孝行出来へんけど、たまに実家に帰った時の仏壇に飾ってある笑顔は素敵やと思います。

これからも育ててくれた事を感謝して生きていこうと思います!

父の日に。息子より。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?