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【学生・新人むけ】管理栄養士の献立の立て方(病院・施設など)

ご家庭ではなく、病院や施設などの献立の立て方について。
もちろんこんなふうに立てるとお食事の栄養バランスは整いますが、ご家庭によって冷蔵庫事情や調理にかけられる時間は違うので…

病院や施設等の3食提供する献立の“基本的な考え方”について紹介しようと思います。

栄養バランスの良いお食事の基本は、主食+主菜+副菜です。
毎食、主食+主菜+副菜を揃えて、なおかつ1日1回の乳製品と果物をいれるとよりバランスは良くなります。野菜350g/日以上を目指し、副菜は5品以上とるといいとも言われていますね。これだけでも十分、食事バランスガイドに沿ったお食事です。

引用:農林水産省HP

さて、この献立をもとに病院献立など3食分たてる場合に、どのようにバランスをとっていけばいいのか、もう少し詳しく解説。

病院等では、温冷配膳車にいれて提供することをまずは抑えておきましょう。献立をたてる上で大切なポイントです。温かいおかずばかりだと入り切らないこともあります。また施設の食器の大きさにもかぎりがあります。施設によりますが、副菜のことを中鉢、副々菜のことを小鉢と呼ぶこともあり、料理の量も大体決まっています。

野菜の量:350g/日以上が目標
中鉢(60g+80g)+小鉢(40g+50g+60g)+汁物(20g+30g)+添え(10g×2+20g)=380g

たんぱく質量は、15~20g/食が目標
朝は卵1個分:6g+ごはん4g+牛乳6.8g=16.8g
昼・夕はメインで15g程度のたんぱく質を。
たんぱく質少ない場合は中鉢にたんぱく質源を。
朝昼夕で主菜のたんぱく質源を変えると脂質等のバランスも整いやすいです。

塩分は主菜と汁物の塩分濃度に気を付けていれば
だいたい整います。(6~8g/日)
メリハリをつけて主菜にしっかりと味を付け
副菜は薄めでもOK

この基本がわかっていれば、
ある程度栄養バランス整います😊

あとは食材や味がかぶらないように気を付ければOKです。
基本は糖尿病の食品交換表と同じような考え方です。

ぜひ参考にしてみてください。

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