反省の罠
反省はいいが、後悔はダメだと言う言葉を聞いたことがある。
なるほどと思うのだが、反省が後悔と紙一重の人をたまに見かける。
反省とは、
自分の過去の行動や考えを振り返り、ある視点(立場)から修正を加え、将来に向かって自らを戒める行為全般を指す。
ゆえに、
何がどうだめだったのか、何を今後に生かすことができるのかについて、じっくりと考える時間を必要とする。
すなわち、
自分を客観視する冷静さと忍耐が要求される。
しかしながら、
そもそもそれらが欠如している、乏しい人間は、反省が反省として成立していない。
分析のぶの字も出てこないうちに、さっさと思考を中断せてしまう。
「今度から頑張ろう」
これで決着をつけてしまうのだ。
反省もしていないのに、反省したことにしているので、始末に悪い。
これなら、後悔する方がいくらかマシなのかもしれない。
安直な反省はやるべきではない。
だって、悪い癖がついてしまうのだから。
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