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今年中に読んでほしい漫画8選

2019年の漫画界はすごかった。本当にたくさんの漫画が話題になりました。
来年にかけてどんどん盛り上がっていくだろう作品を早めに読んで、
2020年も楽しみましょう!

今回は、この年末年始に読んでほしい漫画作品8作をご紹介します。

①鬼滅の刃~18巻

これは、日本一慈しい鬼退治の物語である――。

今年の話題作と言えばやっぱり、【鬼滅の刃】。

【あらすじ】時は大正。竈門炭二郎(かまどたんじろう)は、
鬼にされてしまった妹を人間に戻すため、命をかけた修行を経て、鬼殺隊へと入隊する。

週刊少年ジャンプで連載中。今年アニメが公開された後、ぐんぐんと部数を伸ばし、なんと、年間発行部数(2018年11月~2019年11月)はあのone-pieceを超え、【2019年最も売れた漫画】となりました。最新刊は販売日前に欠品が起こるなど、大きな話題に。

作品特有のどこかもの悲しい空気感と、どんな逆境にも負けずに挑み続ける主人公のまっすぐさに、胸を打たれる作品です。「がんばれ、炭二郎」と背中を押したくなる努力の人。個人的には後半に増えてくるコミカルなシーンも大好き。人気の起爆剤となった個性豊かなキャラクターが次々と現れます。とにかくまず5巻まで読んでくれ。

②五等分の花嫁~12巻

花婿は五等分できません!

「一体最後は誰とくっつくんだろう?」とウキウキしながら悩むのは、ラブコメ漫画の鉄則。かわいいヒロインがたくさん出れば出てくるほど、自分だったらどの子を選ぶだろう?と悩むことができます。

でもそのヒロインがみんな、同じ顔だったら、どうする?

【あらすじ】風太郎は、結婚式のとき、ふと、花嫁と初めて出会った時のことを思い出す。それは、高校時代、五つ子たちの家庭教師を頼まれた時のことだった――

個性豊かな姉妹五人。みんな可愛くって目移りしてしまいそうですが、この漫画の特徴はなんといっても【結婚相手が決まっている】こと。結婚式のシーンから始まる、というのはインパクトのある冒頭です。

五つ子という設定によって、【髪型を変えてしまえば、別の姉妹に変装することができる】という状況が主人公と読者を翻弄。過去に出会ったあの子、あの時自分に告白した子は、結婚相手になるのは、誰なのか?そんな謎解きのようなワクワク感が、ラブコメを読みながら楽しめるというのは新鮮な体験です。一花~がんばれ一花
みんなの推しを教えてください。

③SPY×FAMILY~2巻

国を救うための次なるミッションは、【家族を作れ】だ!

この漫画がすごい、男性部門第一位!今最も話題のwebコミック。

【あらすじ】伝説のスパイ【黄昏】は、国家を守る任務のため、人並みの幸せは求めずに生きてきた。次なるターゲットは、東西の平和を脅かす人物。標的が唯一顔を出す名門校の懇親会に出席するため、家族を作って、わが子を難関試験に合格させる必要がある。養子縁組で引き取った子には、実は特別な能力があり――?!

スパイ×コメディ×ファミリー×アクション・・・要素もりもりなのに、テンポよく読めてしまう、抜群の読みやすさが魅力のこの作品。

ペンタッチが簡潔で、作画に駄がなく、するすると読めてしまう。キャラクターも個性的なのに嫌味がない。とにかく楽しく、笑えて、ほっこりできる。気軽に楽しく漫画が読みたい、という人には一番おススメです。3話まで、ジャンプで無料で読めます!ぜひ!

ちち、かお、こわい。

④地縛少年 花子くん~12巻

もう!花子くん、からかわないでよ!

アニメ化決定!きゅんきゅん系怪異ファンタジー

【あらすじ】失恋続きのヒロイン、ヤシロは、学園に伝わる七不思議、「トイレの花子さん」に会いに行く。出会ったのは学生服姿の男の子。花子くんは、何かひとつ代賞に、「好きな人と両想いになりたい」という願いを叶えてくれるという――

とにかく絵がかわいい!見ているだけでどきどきワクワクできるこちらの作品。登場する怪異は不気味なものが多い中で、キャラクターデザインや、能力エフェクトの表現が怖さの中に可愛さがある。コミカルなシーンも多分に含まれていて、学園怪異ものならではの暗く落ち込むような雰囲気よりも楽しく読める。やさしくカッコイイのに、笑顔の奥に闇を抱える花子くんと、彼に振り回されながらも、純粋にまっすぐぶつかっていくヤシロのやりとりがかわいい。

花子くんが切なそうに、けれども笑顔で、核心を突くようなセリフをぶつけてくるところにも、彼のキャラクターに奥深さを感じます。
Gファンタジー特有の女の子がハマるファンタジー作品だと思います。

⑤チェンソ―マン~4巻

チェーンソーで悪魔、ぶった切ります。

こんなのアリかよ!最高最悪なダークヒーローファンタジー

【あらすじ】主人公デンジは、借金返済のために悪魔を殺すことで報酬を得ていた。彼は友であるチェーンソーの悪魔ポチタに、時折夢を漏らしていた。それは、普通の暮らしをして、普通に死にたいというものだった。デンジとポチタはあるとき別の悪魔に襲われてしまい――

こちらも週刊少年ジャンプで連載中の話題(問題?)作。1巻表紙からすごいことになってますね。

ことごとく最悪の状況で生きているデンジにとっては、「普通」が夢であり、それを叶えるためならどんなことだってできてしまう。目的や願いがある主人公は大勢いますが、こんなキャラクターと、それを残酷なまでにダークに描いてしまうから恐ろしい。

藤本タツキ先生と言えば、前作「ファイアパンチ」がネット上でかなり話題になりました。あのヒリヒリ感、えっ、ジャンプにこれって、アリ?な感じはパワーアップしています。

おすすめなんだけど、おすすめするには勇気がいる・・・私は好きだが君は大丈夫か?暴力シーンは結構ショッキングかもしれません。デンジはそうする他ないんだけれど。ぶっとんじゃ女性キャラもみんなかわいいです。パワーかわいすぎる。マキマさん・・・マキマさーん・・・

⑥ランウェイで笑って。~13巻

この夢を諦めたら、私じゃないもん。

【あらすじ】将来有望と言われ、パリコレモデルを目指す千雪。高校生になっても身長は157㎝までしか伸びず、事務所をクビになる。ひょんなことからクラスメイトの郁人に、「一番魅力的に見える服を作って」と依頼し、もう一度面接に挑む。――これは二人が夢を叶える物語。

演出力に魅了され、どんどんと読み進めてしまう作品。

伸長の低いショーモデル志望、材料費も払えないデザイナー志望。かなうわけない、と周りに言われながらも、努力を惜しまず、夢を追いかける姿に胸が熱くなります。本人の夢と才能は必ずしも合致しない。努力で簡単に補えるほど、才能の壁は薄くない。そんなリアルな現実が描かれていて、夢を叶えることの難しさについて考えさせられます。

⑦花野井くんと恋の病~4巻

恋って、なんだろう。

愛が重い彼との初恋ピュアラブストーリー

【あらすじ】高校1年生の冬、隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまったほたるは、何気なく傘を貸したのがきっかけで「僕と付き合ってください」と公開告白されてしまう。
重い、とフラれてしまう花野井くんと、恋愛が苦手なほたるは、本当の恋人になれるのか――?

純愛ど真ん中。「恋ってなんだろう?」なヒロインが、すこしずつ、すこしずつ、トクベツな気持ちを育んでいく。はじめから恋心があるところから始まる物語なのに、ゆっくり進んでいく気持ちの変化がもどかしい、かわいい・・・本当に花野井くんがほたるちゃんを好きすぎる。周りの友人、家族とのかかわりもありながら、成長していくふたりを応援したくなる王道少女マンガです。

ほたるちゃん、花野井くんを幸せにしてあげて~!ぜひ、ブラックコーヒーでも飲んで調和してください。

⑧異国日記~5巻

「へんな人と 暮らしはじめた。

お父さんとお母さんが 死んだので。」

伝わらない、わからない、でも、一緒に暮らしている。

【あらすじ】少女小説家の高代槙生(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(15)が
親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、引き取ってしまう。けれど、彼女は人が家にいるのが大の苦手で、朝とどう接すればいいのかわからなくなってしまう。

子供のような大人のマキオさんと、大人ぶった子供の朝。どっちもお互いをわかりたいし助けたいのに、どうすればいいのかわからないじれったさと、人とのかかわりの難しさ。じんわり、じんわり、暖かくなっていくような物語です。
複雑な人間関係、女性同士の関わり、家族というものがなんなのか、についての作品は、やっぱりヤマシタトモコ先生の作品が好きです。

すこしずつ、誰かの手を借りながら、ふたりが進んでいく時間を、見つめていく。劇的なハッピーエンドも、ドラマチックなどんでん返しもなくても、ただ、一緒にご飯を食べていられる。

日常の大切さ、ふつうの難しさ、せつなさ。日々を生きる色んな大人の、心に染み込む作品です。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

比較的今年の話題作を取り上げてみました。このあたりは間違いないんじゃないかと思います。みなさんのおススメ漫画があれば、ぜひおしえてください。

今度からおすすめの漫画聞かれたら、このページのURLおくろ。



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