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結婚のロマンとマーケティング

先輩が結婚した。

もともと会社の2つ上の先輩。
入社してからすぐはあまり関わらなかったのだけど、同じような職を担当していたので、たくさんお世話になった。

私が一番最初にめざそうと思った企画屋さんだ。

めちゃめちゃに勝ち逃げされて、それもまたくやしい。
その先輩(男性)が結婚。なんとまー時の流れは速いな、と。しみじみ。

さて、数日前、その先輩も含めて何人かで食事に行った。順調らしい結婚の話を聞いてやいのやいのと絡んでいると、結婚といえば、でゼクシィが話題に上った。

「ゼクシィってうまくできてて、結婚したくなるような内容が前半にあって、最後、結婚後に必要な保険の広告がはいってる。」

「リクルートはプラットフォームをつくるのがうまい。」

「ゼクシィ一冊で結婚が完結する」


いや、分析すなよ。そこは。

ロマンがないな。

「うちの彼氏、ゼクシィ読んでるー!」とにこにこしてた彼女、その話されたらがっかりするでしょ。

マーケティング視点でみないでください。
ゼクシィの収益を分析しないでください。冷めます。
ディズニーの入場料、オープンの時から倍になってる、って言われたときくらい冷めます。

私「婚約指輪って買わない人増えてません?」

先輩「あ、今ね、婚約指輪と結婚指輪を重ねて使えるデザインのものが多いみたい」

私「あーセット売りして両方買わせるのか」

先輩「そう!」(輝くまなざし)

結婚のロマンどこいった。

っていうか、婚約指輪と結婚指輪を同時に買うってどういうことなんだ??婚約ってなに??混乱します。

成人式の、前撮り写真と本番で着る振袖が違う人くらい混乱します。
前と本番が違うってなに。ただの高級撮影会やん。

たしかに、マーケティングの勉強を多少すると、「このビジネスうまいなー!」みたいな感想をもってしまう。
売れそー!とか、利益とれそー!とか、流行りそー!とか。

興味のない人にはめんどくさい話だ。


先輩は、

こんなめんどくさい話を、にこにこ聞いてくれる女性と結婚したらしい。

なんて素敵。

おめでとうございます。




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