遅ればせながら、自己紹介を。
初めてnoteの記事を書いてから、1年くらい経っていたようです。
書くことに慣れたいという理由だけでnoteを始め、SNSにアップすることもなく、こっそり書いてきました。
間違って誰かに読まれても数人くらいだろうと高をくくっていたのですが、思ったよりも多くの方々に読んでいただいており、恥ずかしいやら、嬉しいやら…。ありがとうございます。
今更ではありますが、自己紹介くらいは、と思って記事を書いた次第です。
現在の生活
関東にある大学院で、教育学の研究をしています。
具体的な研究キーワードは、身バレにつながりそうなので省きます。
先日、誕生日を迎えて、28歳になりました。
こんな年にもなって、まだ学生をしていると、親戚からは「結婚は?」と言われるし、友達からは「よくわからないけど、すごいね!」みたいな扱いをされ、孤独なのか、孤高なのか、なんだか寂しい。
ありがたいことに、研究者界隈ではよく知られた資金を頂きながら、生活させていただいております。
このお金も、宝くじに当たったようなもので、私が研究者として有望だとか、そういうわけではないです。
謙遜じゃなくて、研究界では、それが共通了解だと思います、たぶん。
そのおかげで、バイトもせず、毎日、家と研究室の往復をしています。
朝9時~10時の間に研究室に来て、作業をして、夜の18時~19時の間に帰るというルーティン。
ここ半年くらい、「研究室以外で研究しない」「原則土日は休む」というルールを作ってから、精神衛生がよくなりました。
研究以外の時間の過ごし方
毎日の小さな楽しみは、料理だったりします。
理想の味を追求したいというこだわりが高じて、料理をしているだけなので、趣味というよりちょっと質のいい自炊です。
こんなことを言うと、「得意料理は?」と聞かれることがありますが、特にありません。
その日食べたいと思ったものを、できるだけ最高のクオリティで作る、それだけです。
移動時間や家事をするときには、ラジオを聴きます。
芸人のトークが好きなので、GERAというラジオアプリで、刺さる芸人を見つけては聴くことがほとんどでしたが、最近は、「ゆる言語学ラジオ」を聴くことが増えました。
たっぷり休めるときは、漫画、小説を読むことが多いですね。
最近読んで感銘を受けた漫画は、魚豊『チ。―地球の運動について―』。
更新を楽しみにしている漫画は、田口翔太郎『裏バイト:逃亡禁止』。
私の好みに刺さった小説は、辻村深月『スロウハイツの神様』。
それから、人から勧められたコンテンツ(動画、映画、漫画、アニメ、小説、音楽問わず)は、入手可能ならば必ず試すことにしています。
次会った時の会話のネタになりますし、何といっても私の世界を広げてくれる大事なきっかけです。
この記事を読んでくださった方も、何かお勧めがあれば、コメントいただけるととても嬉しいです。
ただ、読み始めると制御がきかなくなるので、『ONE PIECE』と『鋼の錬金術師』に限っては、いつ手を出そうか、迷い続けて3年くらい経ってます。
ネカフェに籠る日を作りたいけど、結局、家が一番居心地いいので、行けていません。
スポーツ少女時代
小・中・高は、ずーっとスポーツ中心の生活を送っておりました。
始めた順に、陸上・走り幅跳び(7年)、バスケットボール(5年)、空手(5年)という競技歴です。
バスケは、結構激戦区の地域だったこともあり(言い訳)、弱小チームでしたが、陸上と空手はそれなりに本気でやっていました。
残念ながら、成長が頭打ちになったところで、限界突破できた試しがなく、県では一目置かれるけど、それより上には行けない中途半端なレベルで終わりました。
詰めの甘さは、この時から変わってないですね。
その割に、練習はしっかりきつかったので、自分から運動したいと思わなくなってしまいました。
でも、他人がスポーツしてるところを観るのは好きです。
オリ・パラはもちろん見ますし、真面目にやらなかった未練からか、NBA(アメリカのバスケのプロリーグ)の試合は、よく見ます。
趣味聞かれたら、たぶん、NBA観戦って答えるかな。
研究の道に進んだ理由
私は、学部3年生まで、文系の院進は終わりの始まりだと思っていました。間違えた。今も思っています。
だから、正確には、「終わってもいい覚悟」がなかっただけですね。
学部生のときは、熱心に就活をしていて、院進を脇に追いやっていたのですが、二人のおじさまの一言によって院進に傾いていくことになります。
一人は、大学の先生(※指導教員ではありません)。
進路希望用紙かなにかの提出で、研究室に伺ったときのこと。
「自分で自分の可能性をつぶさなくてもいいんじゃない?修士2年やってからでも遅くないよ」
特に慕っていた先生でもなかったのですが、不覚にも心が揺れてしまいました。
たぶん、本当はちゃんと自分の問いに向き合いたかったんでしょうね。
もう一人は、ある会社の面接で出会った方。
当時、何をペラペラしゃべったのか明確には覚えてないのですが、たぶん、職業選択の不平等をどうにかしたい的なことを言ったと思います。
そしたら、
「あなたのやりたいことは、少なくともうちではやれないし、そもそも企業でやるには限界があるかもしれないよ」
とおっしゃったんですね。
当時の私にとって、その企業で働くことは、野望に向けたワンステップくらいのつもりだったのですが、そのおじさまの一言で「あ、もしかして、研究の道から目を背けてるだけなのかも」と思いました。
そして博士課程へ
院進した当初も、博士課程まで進む覚悟はありませんでした。
ゼミの打ち上げのあと、先輩を強引に次のお店まで連れていき、博士課程に進学してみてどうなのか聞いたこともありました。
でも、最後は自分で決めるしかないじゃないですか。
学会発表などを通じて、私の問いに意義を感じてくださった方々からエールをもらったこと。
改めて就活をしたときに「私は企業人として生きていけないタイプの人間だ」という自覚を深めたこと。
この2点が博士課程に進む決め手として大きかったように思います。
もちろん、家族の反対がなかったことも大きかったです。
博士課程に進んでからは、例の資金とは別の援助も含めて、経済的に自立できたこともあり、家族が私の意思を尊重してくれたことで、腹をくくることができました。
これから書きたいこと
1年経った割に、あまりたくさん書けていないですが、書いた記事に反応をいただけるようになってからは、格段にペースが上がりました。
こそこそやり始めたとは言え、やっぱり書いたものに反応が返ってくるというのは、嬉しいものです。
おかげさまで、書くことが苦ではなくなってきました。
私がいつも目指しているのは、研究生活をエッセイ調で書くことです。
大学院生の、ちょっぴり寂しい生活が、目に思い浮かぶ。
そのなかに、研究に向かう姿勢についての気づきもある。
そういう記事を書きたいと思ってます。
加えて、せっかく多くの方に届くようになったなら、もう少し実用的な情報提供もできたらいいなと思っています。
何者にもなっていないただの卵のくせに恥ずかしいお話ですが、例の申請書を書くコツとか、論文の「はじめに」の書き方とか、教育のこととか、そのあたりでちょっとはお役に立てるかもしれません。
目標は、1年半後ですが、博士論文を提出するときまで、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです。