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脳を再構築させよう!

パーソナルトレーニングでは、
「神経系の書き換えトレーニング」というのをメインの目的として実施しております。

体のどこかの関節が痛い場合やどこかの筋肉が痛い場合など、

「筋肉が少なくなったから、関節や他の筋肉に負担が掛かっているんだ」
と言われることが多いですが、

そのような場合でも、まずは「筋肉の使い方」「関節の動かし方」を脳に学習させてく必要があると思っています。
(いわゆる筋量アップのために筋力トレーニングでも「神経の書き換え」は行われていますが)

「脳はいつでも成長できる」と言われています。

多くの方は、年齢と共に脳の神経細胞は減少し、物忘れなどの様々な後遺症を発生させるというようなネガティブなイメージをお持ちかもしれませんが、

脳は常に進化をしており、その進化は日々の行動によって行われています。

脳の構造的、機能的変化を目指す

脳の変化には「化学的な変化」と「構造的な変化」そして「機能的な変化」があるそうです。

「化学的な変化」とは「短期的な変化」であり、ニューロンと呼ばれる神経細胞の間で行われる化学的なシグナル(神経伝達)が活発になることにより、学習され、

トレーニングの最初にはできなかった動きが、3セット目には何とか動きだしたとか、
「その骨をこっち方向に動かして……そう!それー!」みたいな(笑)
※機能改善パーソナル現場でのあるある感じで動けたりすることを言います。

が、しかしそのような「短期的な変化」では、
寝た状態から立ち上がったら、もしくは家に帰ったら、

「あれ?できない…動かない…どうだったっけ?」
みたいなことになります。

ですので「神経系の書き換えトレーニング」で必要なのは、
「脳の構造的な変化」(長期的な変化)なのです。

構造的な変化では、神経細胞のネットワーク自体の変化が起こると言われています。

そうなることで、学習したパターンが繰り返しできるようになります。

そして「学習したパターン」を繰り返し行うことで、感覚が発達するというような「機能的な変化」がおこります。
※トレーニングで例えますと、初めはできなかったフォームが段々とスムーズにできるようになり、最終的にはフォームの崩れやそれを防ぐための細かいコントロールができるようになる、といった状態。

脳の再構築に必要なこと

上記のような脳の「化学的な変化」や「構造的な変化」「機能的な変化」をさせるために必要な事は何か?と言えば、

1つ目は『本人の行動』です。これが一番の原動力となります。

そして2つ目は『大量の練習』です。
脳のパターンを再構築していくためには、膨大な練習量が必要です。

この「いかに効果的に多くの練習量を確保するか」がとても重要な課題になります。

そういった意味で、パーソナルトレーニングでは

「その方に必要な動きのパターンの再構築のためのトレーニングやストレッチという動きを、頂いた時間内で繰り返し、チェックしながら実施していき、それを長期間行うことで、

自らのスキルとして身に付けていき、パーソナルトレーニングと同時にご自宅でも、自分でもトレーニングができるようになることで、脳の再構築を促していきます」

少し難しい話になりましたが、

『脳はいつでも、常に進化することが出来るが、そのためには自らの行動による、大量の練習によって体の動きは書き換わり、それにより、不具合の出ていた箇所の負担が減り、痛みや違和感から解放される』

という事です。

トレーニングの効果としては、上記のような反応にも個人差がありますので、
「どれくらいの期間」で「どれくらいの練習量を実施すれば変わる」というルールはありませんが、

『行動したものだけが成果を手に入れることができる』というのは間違いないかなぁと思っています。


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