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技術の先に見えるもの

こんにちは!理学療法士のひろひで です!

人は自分の経験からしか、世の中を把握することができません。

技術が上がっていくと
「自分の中の常識が変わる」という
体験をしていきます。

たとえば、

50肩、凍結肩になってしまった方を
何度も改善させたことのある施術家の先生と
何度もチャレンジしたけど悔しい結果しか
出せていない施術家の先生では

『頭にある常識が全く違い』ます。

改善させられる施術家の先生は
「そのくらいなら、あと1カ月もすれば
 改善しますよ」

と患者さんにアドバイスします。

しかし、後者の先生では
上記のようなアドバイスを患者さんに
することができません。

○○が原因で痛くなっていると思うんですけど。。。

みたいなことしか言えないです。

なぜなら

「患者さんの肩を改善させた」

という経験がないからです。

私もよく施術家の先生にアドバイスして

「そのくらい立位が取れるなら確実に
歩けるレベルまで改善しますよ」

と伝えても、言われた本人は
歩けなかった患者さんを歩けるようにまで
改善させた経験がないため

「そうなんですか。。。」

くらいしか、返答がありません(笑)

結局のところ

「経験や自分の知識の範囲内=自分の常識
でしか、言葉がでない」

のです。

よく自分の施術に自信をもちたいです!!

という意気込みをいただきますが
患者さんが改善して喜ぶ、という経験を
たくさん積めば自然に自信は付きます(笑)

「そのくらいの肩の痛みならすぐに改善しますよ!」

と自然にいえるようになります。

『筋トレで関節の痛みも姿勢も改善するのか』

と疑問を持っている療法士や施術家の
先生は非常に多いです。

私も技術がなかった時は
「筋トレよりも施術家が施した方がよくなる」

と思っていました。

ただ、自分の常識や偏見が成長を
邪魔していました。

こういうのをスコトーマって
言うんですけど、心理学の用語では
盲点とか偏見と言われています。

勉強しても、手の感覚が悪いのかと
自分を責めたときもありますし、触診の技術を
高めるためにいろんな勉強会にも行きました。

で、一向に患者さんが改善する気配が
なかったので

「そもそも、患者さんの動きが悪くて関節が
痛くなっているんだから、患者さん自身で
改善させないと無理なのでは???」

と思い始めたときにスコトーマが
外れたわけです。

一切、セミナーや勉強会にもいかず

解剖学の教科書を隅々まで読み
筋の走行や関節の位置関係を何度も
確認しました。

電車に乗っているときも
ヒマさえあれば、解剖学のことを
考えていました。

それで独自の筋収縮法を考えて
いったわけですが、自分の偏見を
取り払ったおかげで

自分の施術の常識がドンドン変わっていったのです。

寝たきりの人も歩けるようになります。
重度の変形性膝関節症も改善します。
半月板損傷はほとんどオペせずに改善します。

これが現時点での私の常識です。

このことから私は

「偏見にとらわれず、まずはすべてやってみる、網羅する」

というように自分の常識を変えていきました。

物理学者のアインシュタインも

『常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのこと』

という名言を残しました。

経験や知識がないと
自分の狭い世界の中でしか
世の中を判断することができません。

ぜひ、いろんなことにチャレンジして
“自分の常識”を変えていきましょう!!

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