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【ギラン・バレー症候群】第57回理学療法士国家試験:午後6−10【多発性硬化症】

第57回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


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それでは参りましょう!


午後6【ギラン・バレー症候群】

・検査結果から振幅、伝導速度ともに尺骨神経が正常値を下回っている

→尺骨神経が最も障害されていると考える
・1と4は正中神経支配
・2と3は橈骨神経支配

5を選択して正解でした。


午後7【上肢装具】

・尺骨神経麻痺に対する上肢装具を選ぶ
・1は正中神経麻痺、4はリウマチ、5は橈骨神経麻痺で使用
・3は虫様筋の麻痺で使えそうだが、それなら虫様筋カフがあるか?そもそもIP関節だから母指のことか?

2を選択して正解でした。


午後8【多発性硬化症】

・多発性硬化症とは言っているが、聞かれているのは小脳症状です。
・振戦は見ることができないし、静的なので測定異常は見れないのでは?
→1と3は消す
・2と4はありそう。回内といえば反復拮抗運動もありそう。反復していないが。

4を選択して不正解。選択肢から消していた3が正解でした。

過回内テストは測定異常のテストと学習できました。


午後9【ストレッチ】

・股関節伸展、膝関節屈曲でストレッチされる筋を選びます。
・大殿筋、大腿二頭筋は股関節伸展で短縮します。→1と3は消す
・膝窩筋、腓腹筋は膝関節屈曲で短縮します→4と5は消す

2を選択して正解。完全勝利です。


午後10【車椅子適合判定】

・わからないです。感覚で答えました。
・1は低すぎな気がするので消す。
・他はよくわからないので、2と4は空きすぎ?3と5は比較的妥当?

3と5を選択しましたが、採点対象から除外されています。

〈復習〉

千住秀明監:理学療法学テキストⅤ日常生活活動(ADL)第2版より引用

1は低すぎかと思いましたが、逆に高すぎでした。
2は高すぎ
3はあっているようです。
4は5cm以上なので7.5cmであっていると思います
5は2.5〜5cmの範囲内なのであっていると思います


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html


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