閉眼での片脚立ちについて‼️
理学療法士のkokoです!
あなたは閉眼での片脚立ちが1分以上できますか?
リハビリに来る幼児や小中高生でも10秒も出来ない子が沢山います。
閉眼片脚立位と怪我や健康には密接な関係がありますので、この記事をご一読頂き、ご理解頂けると幸いです。
今回は閉眼片脚立位が何故できないのか、できないとどのような状態になってしまうのかをご紹介し、皆様の健康に役立てたらと思います。
では先ず何故出来ないのか?
感覚情報とは
人間が姿勢や動作を行う際には以下の感覚器の活動によって身体のコントロールが行われています。
①視覚情報
目から入ってくる情報
②体性感覚情報
皮膚、関節、筋、腱などから入る情報
③前庭感覚情報
身体の傾き、スピード、回転などを感じる情報
私達がテレビを見たり歩いたり、スポーツしたり日常生活を行なっている最中は、常にこの情報を頼りに活動が行われています。
それぞれの感覚情報は
感覚情報➡️脳➡️身体の各部位へ
というサイクルを行うことで動作を成立させます。
例としては、岩場や山道を歩く際には特に意識をして転ばないように歩きますよね?
このようなあまり自分の身体が体験したことがない環境下では、より感覚器情報を頼り上記のサイクルをフル活用し転ばずに歩きます。
逆に転んでしまった場合は脳に入った情報と、脳から身体の各部位に送られる情報にエラーを生じ、予想や想定を超えた状態となります。
閉眼片脚立位
身体に障害の無い方の閉眼片脚立位では、目を閉じていることで「視覚情報」をシャットダウンした状態となります。
3つの感覚情報の内、視覚情報がシャットダウンされた状態では残された2つの体性感覚、前庭感覚の情報に頼るしかありません。
ですので障害の無い方の閉眼片脚立位は、主に体性感覚情報が正常に働き、脳へフィードバックされているのかを評価することが可能となります。
出来ない方は皮膚、筋肉、関節、腱からの情報が上手く入ってきていないため、身体が硬まっていたり、体幹が弱っている可能性が高いです。
測定
では実際に測定してみましょう。
腰に手を当て、片脚立ちをして目を閉じましょう。
目安は以下の通りです。
20代の方は1分以上を目指しましょう。
優れた身体の人は3分が可能です。
お子様がいる方はお子様にも試してみて下さい。
出来ない子は怪我のリスクが高いと言えます。
いかがだったでしょうか?
目標値まで達しなかった方は、怪我や腰痛等になる可能性が高いため、日頃からストレッチやストレッチポール等を用いて身体をほぐしたり、体幹のトレーニングを行う習慣をつけましょう。
自分の身体と向き合い、健康について考えるきっかけとなればと思います。
是非試してみて下さい。
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