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実習中に教えている『食事摂取量』について

はじめに


これは

・実習(臨床)では『食事摂取量』をどう捉えているのか知りたい
・実習の際に最低限覚えておきたい『食事摂取量』の基礎について知りたい
・『食事摂取量』の基礎を復習しておきたい
・実習がなくなったから漠然と不安を抱えている

そんな方におすすめのnoteです。



どうも!

Twitterやブログを中心に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の実習生のサポートをしている長谷川元気です。

今回は『食事摂取量』の基礎について、私が実習で学生さんに伝えていることを中心に触れていきます。

実習は養成校で習う知識(点)を、臨床でも使える知恵(線)として学ぶ大切な場です。

しかし、2021年1月現在、一昨年から猛威を振るうCOVID-19の影響によって”実習を受けることができなくなってしまった”という学生さんも多く、臨床へ出る不安を目にすることも多くなってきました。

そこでこの度、私、はせがわはそんな学生さんのために、実習で培うであろう知識をここで共有し、”少しでも臨床へ出る不安を軽減できたら”という想いで、このnoteをシリーズ化しています。

シリーズはこちら

こんな時だからこそ、できることをお互いに積み上げていきましょう。

理学療法士の未来は決して暗くありません。

私たちが切り開くのです。

「こんないい職業は他にない」


実際に働いて、日々感じていることです。

ぜひ、同じ臨床のステージで、楽しい話ができることをお待ちしております。

そんな想いで生きている人もいるんだなということは覚えておいていただけると嬉しく思います 笑

さて、お待たせしました!

ここらで切り替えて本題に移ります!!

どうぞお楽しみください♪



人のカラダと栄養

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人は生きる上で必ず”栄養”をカラダの中に摂り入れなければなりません。

健康の保持・増進、生活習慣病の予防のため、食事は欠かすことのできない大切な生活行為なのです。


厚生労働省の日本人食事摂取基準(2020年版)では全494ページにわたって、その細かな基準が記載されています。

。。。さすがに膨大すぎて読みきれていません。ごめんなさい 笑

いろいろなサイトでまとめをしてくださっているので、もし興味のある方は、そちらからみてみてください♪

また、管理栄養士さんはこれらを元に献立を作成しているため、対象の患者様について情報を知りたければ、コンタクトをとってみても良いでしょう。



「腹が減っては戦ができぬ」


なーんてことわざがあるように、ご飯を食べなければ元気はでませんよね。

元気がでなければ、いい運動なんてできませんし、まして、病気を治す力すらもなくなってしまいます。


そのため、患者様の”栄養”状態を把握しておくことは、リハ職として欠かすことのできないものといえます。

入院している方であれば、その状態を「食事摂取量」「フィジカルアセスメント」「血液データ」などの形で評価することができます。

リハの学生さんはどれも詳しく授業で取り扱っていないことも多いと思いますので、情報として誰でも取り扱いやすい「食事摂取量」には目を向けてみましょう。

カルテに記載されていますので、探してみましょうね♪




食事摂取量について

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上でも触れましたが、日々の体調を把握するために食事摂取量を追っておくことは、リハビリテーションを提供する上でも重要な指標となります。


食事摂取量を追うと、

”どれだけカラダの中に栄養を取り入れているのか”

を把握することができます。

つまり、どれだけ治癒に向けての力・エネルギーが備わっているのかがわかるのです。


※摂取した栄養が”実際にカラダの中に吸収され”、”活用できているかどうか”に関してはそれぞれ、血液データ、フィジカルアセスメントなどを利用して評価していきます。



基本的に、入院患者様は

”生存する力””現疾患を治す力”

を使った上で、まだ余力があれば

”リハビリテーションをする力”を発揮することができます。


その基本の力・エネルギーが足りないなかで”リハビリテーションをする力”が大きくなってしまえば、”現疾患を治す力”も”生存する力”をも脅かしてしまうのです。

つまり、状態を悪くしてしまう可能性が高くなってしまうのです。

…これでは、なんための入院なのかわからなくなってしまいますよね。


リハではよく「背筋を伸ばして!」「もっと力を入れて!」なんて言葉が聞かれますが、カラダにその余裕がなければそんなことできませんよね。

あのアンパンマンですら、顔が湿っただけで力が出なくなってしまうのですから。笑


なので、栄養状態をみることは、患者様のカラダを想う第一歩とも言えるくらい大事なものです。

ぜひ、理学療法士として臨床へ立つならチェックしておきましょう♪



食事摂取量を評価する

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では、実際に臨床ではどういう風に食事摂取量を評価しているのかについて触れていきます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました! このnoteはレッドブル片手に作成したものです。 サポートいただいたお金は、執筆時の”翼”としてありがたく活用させていただきます!