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新年、一発目で気がついたことシェアします。


安齋です!

先日、1/11に足部セミナー開催させて頂きました。

セミナー写真


受講してくれた先生方がいてこその開催ですね!本当にいつもありがとうございます。


かなりブラッシュアップしてお届けした内容でしたが、

自分で話しながら臨床応用できることを発見できたのでシェアします!


小趾外転筋を働かせるためのアプローチ


はい、セミナー中、個人的に熱く語りましたこの小趾外転筋について。

機能不全に陥りやすい筋です。本当に

足部セミナー写真10

現代人の靴の関係もあり、使わずとも生活できるしバランスが取れるように環境が機械的になっているせいなんですよね。


でも、小趾外転筋が機能不全になるとかなり不都合です。


・捻挫しやすくなる

・足部の変形がしやすくなる

・ふくらはぎが太くなる

・転びやすくなる


この辺が代表的な問題点です。

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特に捻挫と足部の形状変形は臨床でもかなり多く見られる印象です。

結果的に膝OAの原因の一つになったり、膝関節痛や股関節痛にもなりやすいです。


細かいところはまた今後、話します。

今回はアプローチ方法だけ。


小趾外転筋は立方骨の下を通過して付着しています。そしてそこには腓骨筋群も同様に走行。

作用は足趾の外転と屈曲。


屈曲はまぁなんとかできる方はしばしば。外転が全然うまくいかない。


そんな時は、

徒手で立方骨を押し上げた状態を保持し、足関節の外反(腓骨筋作用)と足趾屈曲を促すと効果的。


どうしてか、というと。


小趾外転筋は立方骨の下を走行

腓骨筋群と同様の走行

小趾外転筋は外側縦アーチの形成に関わるキーストーン

腓骨筋群は外側縦アーチの動的安定化に作用

小趾外転筋は屈曲も作用する

苦手な立方骨を押し上げた状態にすることで収縮が入りやすい

腓骨筋群の収縮を入れながら足趾屈曲することで小趾外転筋の賦活となる

アプローチとして効果が出やすい




っていう流れ。


これやると本当に小趾外転筋が効いてきてそれまで足趾を開くことができなかった人でも少し開くようになります!



回数は5-10回で安齋は見ています。もともと動かないところなのでそんなに回数を重ねたら筋疲労でかえって動かしにくくなるので。


正直なところ、タオルギャザーやるよりも効果的です。


タオルギャザーて難しいので。



終わりに


僕は本当に基本的な解剖学と運動学、そこに合わせて臨床解剖学を組み合わせて治療に応用しています。


予測して実践。それが効果出ると楽しいですね!


そんな発見でした!


実はセミナー中に大腿骨頭壊死についてどう関わっていくかという話やショパール関節などの評価方法について質問があったのでまた今後、このような形で記事にしていきます!

あと、見させていただきました仙腸関節痛の先生に対する安齋なりの評価と治療もね。



気長に待っていてください!



ではではーーー!!!!!




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