姿勢分析に加えるべきmovementの評価

祝！今日でPhysio365が100コンテンツ！！！

わーお( ´∀｀)

読者のみなさん、ライターのみなさんホントにありがとうございます。

では。今回は姿勢分析の話。

「姿勢分析はただ見ているだけでは何もわからない」です。

神奈川と福岡でセミナーしてきました吉田です。どちらも運動療法のセミナーです。

姿勢分析ってどうしていますか？

吉田の姿勢の見方・分析・順序をお伝えします。

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1矢状面、前額面の姿勢を視覚で評価
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これが一般的な姿勢評価。

矢状面→外果・膝・大転子・肩峰・耳垂
前額面→臀裂・脊柱・頭部

をチェック。基本的には一直線上が理想。これから外れすぎている部分にストレスがかかりやすい。さらに前額面では肩甲骨・腸骨稜の位置関係をチェック。左右差を比較しよう。

でもあくまでも姿勢観察は「予測」以上のナニモノでもないことを理解しておきしょ。

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2骨の触診
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視覚情報だけだとまだ情報が少なすぎます。

特に脊柱と骨盤のアライメントはしっかりと触診をして評価しましょ。

・脊柱の棘突起で脊柱の湾曲を評価
・ASIS・ PSISで骨盤の傾き、ねじれを評価
・肩甲骨内側縁、下角の位置を確認してアライメントを評価
・腸骨稜を触診
・膝蓋骨、脛骨粗面を触りねじれを確認

骨盤周囲を触るときは股関節周囲の緊張もチェックしましょう。

特に腸腰筋や大腿直筋、大腿筋膜張筋がパンパンに張ってるときはうまく立ててない証拠です（Sway backで骨盤が前方に並進しているときは特に）綺麗な立ち方は大腿骨がまっすぐで骨盤に垂直に立っている状態です。

これでも情報がまだ少ない。

触診もまた1つの情報にすぎないので。

※姿勢分類と現代人の姿勢の特徴

視覚での分析と触覚での分析から

Kyphosis-Lordosis
Flat back
Sway back

この３つに分類しましょう。

さらに現代人の特徴としては（デスクワークが多くて屈曲位姿勢が多いので）

・ハムストリングスの短縮
・腸腰筋筋力低下
・僧帽筋下部、菱形筋筋力低下
・大胸筋の短縮
・後頭下筋群の短縮

このようなマッスルバランスになりやすい→必然的にSway Backが多くなります。これは現代人の姿勢の特徴なので覚えておきましょう！

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3movementの評価
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これが大事。
動きを評価しよう。
大きく2つに分けて。

・脊柱、骨盤の分離運動
・前屈、後屈、側屈、回旋

大切なのは「movement」・・動きをみること。

例えば立位姿勢から

・どれだけ骨盤の前後傾ができるか
・どれだけ脊柱の屈曲伸展を分節的に動かせるか
・前屈、後屈、回旋、側屈のときにどんな動き方をするのか

これが大事。

「Kyhosis-Lordsisが悪い、Sway backが悪い、Flat backが悪い」という姿勢だけで悪いを決めてしまうのはNG。

大切なのは姿勢のパターンの変化をどれだけ持つことができるか？

「一定の姿勢パターンしか取れないこと」これが一番の問題。

なぜなら常に同じ部分にストレスが加わり筋肉の使い方も一定になるからです。※よく話すけどknee-inが悪いんじゃなくて knee-inしか取れないことが悪いと同じこと。

姿勢分析に必ず付け加えて欲しい「movement」の評価。

これが加わることで一気に姿勢分析の質が上がります。

姿勢セミナー動画の一部を公開

この動画を見ると肩関節と姿勢の関係性がよくわかると思います。

肩だけでなく、全てのパフォーマンスに姿勢が影響します。

静的な状態に加えて動的なmovementから予測・評価・分析しましょう。

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ちょっと姿勢分析をまとめると
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1矢状面・前額面上の姿勢分析（視覚）
2骨の触診（触覚）
3movementの評価（脊柱・骨盤の分離運動）
4movementの評価（前屈・後屈・側屈・回旋など）
51〜4を合わせて細かい理学所見をとる

がベストだと思います。もちろんケースバイケースでさらにmovementの評価を加えてもOK

ぜひ参考にしてみてください。

多角的に「姿勢」をとらえていきましょう。

ピラティスと理学療法をくっつけて動きを分析して筋膜の流れから運動を組み立てることができるnoteはこちら↓

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