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「考える」の2つの領域

「考える」には2つの領域がある。

まずは横の領域である。

横の領域とは、例えば、人が考えるのを止める時というのは、いつだろうか?

1つは答えが分かった時、そしてもう一つは諦めた時である。

学校の勉強がまさにこうである。

学校で学ぶ勉強には必ず答えがある。

その問題に対してまずは自分で考え、答えを導きだす、もしくは諦めて答えを見るのどちらかである。

つまり、学校の教育では、横の領域しか教わらない。磨かれない。

しかし、社会に出たらどうだろうか?

社会に出ると答えのない事ばかりを考えなければならない。

つまり、社会に出て必要なのは「考える」の縦の領域である。

縦の領域とは、「試着⇔信じない」である。

どういう事かと言うと、この世の中にはああゆる情報であふれている。

どの情報が本当でどの情報が嘘かすらも判断が難しくなっている。

そんな中で大切なのは、まず「試着」する事である。

誰の話でも「絶対正しい」とか「絶対間違っている」という絶対的な事はない。

その人にとっては正しい事でも、あなたにとっては正しくないことだってある。

なので、まずは自分で試してみる必要がある。

たとえ、自分では「違うかも」と思っていても、一回やってみることだって大事だし、人によって「この人の話なら大丈夫」という風に決めつけるのもいい事ではない。

例えば、自己啓発の本を読んで、読んだ人全員が成功する事はありえない。

書いた人にとっては良かった事でもあなたにとっては良くないかもしれないし、もっといい方法があるかもしれない。

何事も一度試すことが大切である。

かと言って信じ切るのも良くはない。

一度試着して自分に合わなければ脱げばいい。一度試してみて「自分には違うな」と思ったものはやめればいいのだ。

これが、縦の領域の「信じない」である。

僕は、仕事を始めて、この縦の領域の大切さを強く感じている。

例えば、営業の仕方は人それぞれ違う。

全く結果が出なかった時、僕はいろんな先輩にどうやったら獲れるかを尋ねた。

もちろん営業の仕方は人それぞれ違うし、大事にしている事や持っている知識も全然違う。

そして、トップセールスの人のやり方であっても、僕がそれをして上手くいく保証もない。

なので、僕は先輩の話を聞いたら次回からそれを試した。何度か試して自分には合わないと思ったらそのやり方を辞めた。

そんな風にして試行錯誤を重ね、今に至っている。

営業だけに限らず、過去の事を思い出しても、きちんと成長していたものはこの「試着 ⇔ 信じない」の領域の考え方が出来ていた。

何度も試し、違うかったらやめ、違う方法を考えまた試した。

この縦の領域は学校では教わらない。しかし、社会に出て圧倒的に大事なのは学校で培う「横の領域」ではなく「縦の領域」だと思っている。

人は考えるのを止めたら終わりだ。分からない事も答えのない物も世の中にはたくさんある。

それらの問題に対して常に考え続けなければならないのだ。

「考える」の2つの領域。

最後まで読んで頂きありがとうございました。




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