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子供のいない人生の歩き方

今回は,くどうみやこさんの「子どものいない人生の歩き方」という本をを読みました。たくさんの人に読んでほしいと思ったので,紹介します!

女性にしかできないこと,
それは,『赤ちゃんを自分の体の中で育てること』です。
少子化が叫ばれる日本においての「子供を産んでほしい」という社会の想いは,理解することができます。

しかし,それがプレッシャーになっている人がいる。

「結婚をして,子供を産み,育てる」というのが,今までの女性の生き方だったと思います。
現代では,女性も仕事をして経済的に自立することが可能になりました。今までとは,違う道を歩んでいくことができるようになりました。

そして,女性の社会進出が進み,社会制度制度等が整っていきました。今日では,子どもがいる働く女性にとっては,働きやすくなってきていると思います。

では,なぜその制度が成り立っているのでしょうか。
それは,裏でその制度を支えてくれている人がいるからです。
例えば,時短で働くことができるのは,男性が,子どもがいない女性が助けてくれているのです。

この本を読んで感じたのは,いろいろな事情をもった人がたくさんいるということです。

私は,子どもは社会の宝だと思いますし,社会全体で育てていくのがよいと思っています。
しかし,子どもをもつことが,叶わなかった人たちがいるのも,また事実です。そして,子どもがいない夫婦には,2人にしかわからない事情があるのです。子どもがいない女性には,その人にしかわからない事情があるのです。

・子どもを育てていくことに不安がある人
・そもそも子どもを欲しいと思っていない人
・望んだけれどもタイミングが合わなかった人
・体の都合で叶わなかった人

子どもがいない女性が,どのようなことを思っているのかを知るきっかけになりました。
理解するのではなく,そういう人たちもいるんだということを知ることが,まず大事だと思います。私も,この本を読むまで,子どものいない女性と社会について知りませんでした。そして,その人たちの目線に立って物事を考えたこともありませんでした。

「女性の幸せ」
一言でいうと難しいけれど,様々なかたちがあっていいと思いますし,誰かが決めるものでもないと思います。子どもの有無に関わらず輝ける社会がいいですね。

著者の言葉で印象に残っているのが

”親や世間は,結婚して子どもを持つのが女の幸せと言い,子どものいない人生も素敵な生き方だとは,誰も教えてくれませんでした。”
”女性の生き方は,時代背景や社会の風潮に影響を受けます。”

子どもがいる人にとって働きやすいことは,勿論ですが,男性女性問わず,みんなが生きやすい社会になればいいなと思いました。

最後まで,読んでいただきありがとうございました。

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