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料理は孤独かもしれないと思ったはなし

こんにちは、おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。この書きだしでnoteをかくのご無沙汰しておりました。

先日、自分の誕生日に「オンラインでいっしょに料理を作る会」をやりました。例年だと、会場を用意して私がつくるおやさい料理をふるまう会でしたが、今年は思い切ってオンラインでやってみました。

昨年までやっていたワークショップ「おやさい350サロン」のメインプログラムでもある「キャベツのアチャール」をみんなでいっしょに作りました。

材料は、キャベツと塩・酢にスパイスだけ。手順も至ってシンプルです。なのにめっちゃおいしい!というところがこのレシピの素敵なところ。

そして、この料理のプロセスの中に「自分らしさ」を見つけてもらうこと目的としているので、ワークショップと呼んでおります。

先日は、レシピをお伝えするお仕事をさせていただきました。その時は皮をむいたジャガイモだったんですけど、好きな大きさに切るようにお伝えして切ってもらったら「そうきたか!」という切り方をされました。

わたしうすうす気が付いてきたんですが「このおやさいは、こう切って食べよう」の形に定石があるようでない!ということなんです。同じ素材でも人によって「これはこうだよねー」という扱い方(切り方)はいろいろ!その世界観は意外と自分の外とはつながってないように感じました。

わたしのワークショップでは、細く切る、ざくざく切る、手でちぎる、それぞれ自分がおいしいな、こう食べたいなという大きさや切り方を見つけて話してもらうというインプットよりアウトプットの料理。おなじおやさいでも、その大きさや切り方でも味が変わる!んですね。

なので「こういう風に切らなくちゃいけない」と答えをめざすのではなくて、自分の身体の中に答えを見つけてほしくてそのきっかけが料理になるといいなと考えています。

すごくシンプルな料理なのに、それぞれの台所から「自分はああだ、わたしはこうだ」とおしゃべりしながら料理が出来上がっていく様に「孤独だったキッチンがつながった!」という感動をおぼえました。

料理は食材を作ってくださる方から食べてくれる人をつなぐという意味では一人ではないのですが、料理をするという行為はもっともっと「自分の身体」と対話しそれをまた誰かと交流させていくとおもしろいことが起きる!と思うのです。

ほんとは料理だけじゃなくて生きることそのものが孤独だよなと思うこともままあるのですが。孤独=寂しいという意味ではなく、ここに気がつくと自分の身体が人類の窓へと開くようなそんな感覚です。

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ということであんまりおもしろかったので、第二回もやってみよう!ということで、これまたそれぞれの人柄がでるレシピをいっしょにチャレンジしてみようと思います。

12月20日か26日(日)の14時に開催予定。気になる方はPeatix「おやさい350サロン」のページをフォローしてくださいね。

#週1note に参加しています。ほんとは土曜日担当でした。いっしょに更新している仲間のnoteもチェキしてみてね。



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