見出し画像

漆器と漆器の修理と漆のこと。

漆器スキスキ

じつは、陶磁器は重いのと割れるのが怖くてちょっと苦手です。とくに飯茶碗はどれを手に持っても重い!と思ってました。

そんなときに輪島の人々の食器は全部漆器!ときいて、探してみると漆器の飯茶碗があるんですね。以来、漆器すきすき人になりました。

いまの飯茶碗は、さくら材でとっても軽い!たぶん20年くらいは使い続けてて、すっかりハゲハゲ!

画像1

さらに、汁椀や盛り付けにつかってるおおぶりのお椀もはげはげ!これは30年くらい使ってるかもひとつはヒビも入ってる。愛用しすぎ!w

画像2

修理(塗り直し)に出しました

飯茶碗を購入した千駄木のショップの方が「塗り直しできますよ」とお声がけしてくださって、いつか塗り直しに、、と思っていてやっとやっとネットで探して、LINEで相談にのってもらえる越前漆器のヒロセさんに飯茶碗1客と汁椀2客をお願いしました!

2週間ちょっとで帰宅!みちがえるくらいピカピカでびっくり!!

画像3

今回はどれも拭き漆で、汁椀のヒビの直しも入れてざっと7,000円でした。

漆器がつなぐ物語

今どきお金かけて修理出す人あんまりいないかなぁなんて心の中でつぶやいてたら、修理をお願いしている間に、漆器のものがたりをつむぐ人:貝沼航さんのお話をきく機会に恵まれました。 #箱根山学校

この「めぐる」のプロダクトである応量器は、1年に一度申込期間が設けられ生産のプロセス十月十日を経て手元に届けられます。

日本の漆の危機

こんなふうに生産地と生産者とつかうひとをつなげていく物語が見えることに胸が熱くなりました。そんな中で、日本の漆は生産量が激減していて危機的な状況という課題も教えていただき、知らなかったよ!と。

漆器すきすき人としては、漆がこれからもつかえる環境づくりに関心をもちたいと思いました。

わたしたちの手元に届くモノはモノだけど、モノだけじゃない。そのむこうに人と世界とつながっているという想像力だいじだなぁとしみじみ感じた初秋でした。

わたしたちの生活を豊かにしてくださっている方々と自然のはたらきに感謝します。

#週1note に参加してます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?