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『GROWモデル』 は、 コーチングの「手順」として本当に正しいのか?

皆さんは『GROWモデル』って、ご存知でしょうか?

コーチング関連の書籍や、コーチングスクールにおいて ”コーチングの基礎” として扱われることが多い、この『GROWモデル』

ぶっちゃけ、ちょっと使いにくいというか、、

プロコーチの方々は本当に、このモデルをセッションに活かしているの?

など、疑問に思ったこと、ありませんか?


『コチ研』では、コーチングで「基本のキ」とされる『GROWモデル』を、あえて疑い、再構築に挑戦します!

『コチ研』とは、、

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全国若手コーチング研究会『コチ研』は、

「わかった」ではなく『わからない』を持ち帰ろう

をコンセプトに

・しげ @psps0113
・しみしょー @shimi_coach
・あんじゅ @raworkingmama

の3名で立ち上げたコーチング研究会です。

何かを教えてもらう勉強会ではなく、自分たちで考えたり、議論したり、実験(ワーク)を通じて、コーチングへの理解を深め、新しい仮説、新しい問いを生み出すことを狙いとしています。


おさらい: 『GROWモデル』とは?

GROWモデルについて、簡単におさらいしてみます。

GROWモデルとは…
   GROWモデルは、『はじめのコーチング』の中で、コーチングの基礎として紹介されています。1980年代初めにインナーゲームをヨーロッパにもたらした一人であるグラハム・アレクサンダーによって最初に考え出されました。
   GROWは、Goal(目標)、Reality(現実)、Options(選択)、What will you do(意志)の頭文字をとったものです。

(出典:コーチングのすべて

最後の「W」については、「Will(意志)」とシンプルに表現される方もいらっしゃいますね。

数名にヒアリングしただけではありますが、コーチングスクールでは、コーチングの「基本のキ」として、講義の序盤に習うことが多いようです。

GROWモデルは、 使いにくい?

にも関わらず、この『GROWモデル』

実際のコーチング現場では、あまり使われていない実態が明らかになってきました。

Twitter上でアンケートをとってみたところ、、


…あれ、意外と使われてない?


回答数:14件と少なめとはいえ『GROWモデル』をセッションでよく使っているのは、全体の35.7%。

『GROWモデル』を知っている人の中でも、使ってるコーチは半分しかいませんでした。

どんな課題を感じているか

コチ研のメンバー内でも、アンケート結果と同様の話題が上がりました。

『GROWモデル』通りにセッションを進めることは、ぶっちゃけ、ほぼない
『GROWモデル』で進んだセッションで、本質的な課題解決に至ることは稀
『GROWモデル』の手順通りにセッションを進められる=コーチングができる、には違和感

さらに、具体的な課題感として、

・手順を踏むだけなら、ワークシートや、セルフコーチングで十分
・いきなり理想の状態(ゴール)を根掘り葉掘り聞かれても答えられない、答えたとして浅い
・モデルに沿ったセッション=みんな似たセッションになりがち

などなど…

一見すると『GROWモデル』は、現場に即していない印象を受けます。


皆さんは、

クライアントが抱える課題や悩みは全員違うのに、同じモデルを使って、同じような意図の質問を問いかけること

それが、コーチングの「基本のキ」とされていること

に、違和感を覚えませんか?

”得られた仮説” と ”新しい問い”

これらを踏まえ、コチ研では、

『GROWモデル』を、セッションにおける構成、コーチングの手順と捉えてしまうと、実践の場ではうまくいかないのでは?

という仮説を立てました。

『GROWモデル』は、あくまで ”概念” 。エッセンスをきちんと吸収し、コーチングの目的を果たせるのであれば、必ずしもG→R→O→Wの順を踏む必要はない

と考えます(これもあくまで仮説)


成長の3段階「守破離」に当てはめると、こんなイメージ。

GROWモデルを「手順」として理解し、きちんと使いこなす段階(守)
GROWモデルを「概念」として捉え、その手順を踏まなくても、目的を達成できる段階(破)
GROWモデルは「        」であり、独自の『〇〇モデル』を確立している段階(離)

( ”離” 段階の人に何が起こってるのかは、僕らには謎です笑  わかる人、教えて下さい笑笑)


さて、だとすると

・『GROWモデル』のエッセンスって?
・「概念」というと?
・コーチングの目的とは?
・具体的に、何をどうすればいい?
・そもそもセッションの最後、クライアントさんに何を起こしたいんだっけ?

など、新しい問いが生まれますよね。


というわけで、 

第三回 コチ研のテーマは 『GROWモデル』の再構築

コーチングで「基本のキ」とされる『GROWモデル』を、あえて疑い、再構築に挑戦します!

概要は、以下のとおりです。

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全国若手コーチング研究会『コチ研』
第三回「 シン・GROWモデル(仮題) 」
■ 日時 :5/16(日)AM10時〜
■ 参加費:500円
■ 資格 :35歳以下
■ 実施 :Zoom


これまで、コチ研では

 ”質問” は、本当に必要か?
 ”コーチ” の存在意義はあるか?

といった、問いに対する答えを模索し、思考する中で学びを得る研究会を企画をしてきました。

今回は、

「セッションして、感じて、考える会」

になりそうです。

このnoteを読んで『GROWモデル』の先を見たいと感じた方、ワンランク上のコーチを目指す熱意ある若手コーチの皆さん、一緒に研鑽しましょう!!


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