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#コチ研 の第一回公開研究会を実施しました

▼参加者の声


最後に【おみやげ問題】として出題した

あなたの質問は、何味?

が、いい感じに参加者の皆さんを悩ませてるようで、運営チーム一同、ほくそえn……興味深く拝見しています。笑

このnoteは、

・参加者への振り返り
・惜しくも参加できなかった人へおすそ分け
・次回、参加を検討中の人へのアピール

を目的としたレポートです。

今回ファシリテーターを務めたしげ視点中心ですが、当日の空気感が伝わるよう頑張りたいと思います!

誰に向けた、何を得るイベントか

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全国若手コーチング研究会『コチ研』
第一回「コーチングに、質問は本当に必要?」
■ 日時 :12/3(木)20時〜
■ 参加費:500円
■ 資格 :35歳以下
■ 実施 :Zoom
■ 主催メンバー ※敬称略
しみしょー @shimi_coach
あんず @raworkingmama
しげ @psps0113

コーチングは、自分で考え、行動し、気づきを得る、そしてまた考え、行動するというプロセスをコーチが伴走し、クライアントの目標達成・行動変を実現するものだと理解しています。 

しかし、クライアントに主体性と行動を促す立場である僕たちコーチでさえ、

「勉強会」となると、急に受け身になり、知識を教えてもらって、知って、わかった気になって満足しちゃうこと、ありませんか?

果たして、それで本当にコーチングは上手くなるのでしょうか?

先人やベテランの方々が築いてきたたくさんの知見や本を読んで得たノウハウを、ただ受け取って、横流しするだけで、本当にクライアントの人生を変えることなんてできるのでしょうか?

僕は、コーチングの世界で「当たり前」とされていることも、あえて「自分たちで考えてみる」プロセスにこそ価値があり、コーチングが上手くなるために本当に必要なことなんじゃないかと思うのです。

そんな想いから、

誰かに知識を教えてもらって「わかった」を得る勉強会ではなく、

自分たちで仮説→検証→考察を繰り返し、新しい「わからない」を持ち帰る【研究会】

として、コチ研を発足しました。

意欲ある若手コーチたちが、本当はわからないと思ってることを持ち寄り、業界の常識にも改めて向き合って、高め合う場を作りたいと思っています。

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当日は、出身スクールも流派もコーチング歴も異なる12名の若手コーチが参加。

初めての開催ながら、

実験が進むにつれて気づきが深まった。自分のコーチングはどんなもの?自分の質問はどんなもの?という普段考えなかった疑問に触れられた
価値観が変わり、新たな気づきが得られた

と、非常に嬉しいコメントもいただき、やってみる、考えてみるって大事だなと、改めて実感しています。

制約を設けた実験セッション→考察シェア

第一回のテーマは、

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というわけで、

質問に関して、制約を設けた実験セッションを体験していただきました。

実験1
いつもの10倍多く質問をして、ゴールを達成してください
実験2
ここぞというタイミングで、渾身の質問を1個だけしてください
実験3
全く質問をせずに、ゴールを達成してください

※各実験、2人1組のペアでブレイクアウトルームに飛んでもらい、4〜5分のセッションを実施


それぞれコーチ役クライアント役を体験してもらった上で、メインルームに帰ってきてから「どんな体験だったか」「どんな学び・気づきを得たか」「いつものセッションとクライアントさんの様子はどう違った?」など、皆さんの考察をシェアしてもらいました。

コーチ役としてやりにくさを感じた方もいれば、逆にいつもより好感触を得た方も。

さらに、、

 ”渾身の” …ってなんだ?と考えたことで、日頃自分が数打てば当たる的な気持ちで質問してしまってるのかも、と気づきを得た
自分がどのカードを使って会話しているのかもっと意味合いを考えないと行けないんだなぁと思った

など、運営が想定してなかった感想もたくさん出てきて、とても興味深い時間となりました。

内容 (こんな感想&考察が出たよ

せっかくなので、もう少しだけコメントをシェアさせていただきます。

質問を10倍するセッションはかなりしんどい
質問なしでコーチングは成立するか?は考えさせられました。難しい、、
「どういう技を使うかは、クライアントによる」というのが、「なるほど!たしかに!」と思いました。
実験③で質問を全くしないで達成すること それでもセルフコーチングが促せられると気付いた
研究するって面白いですね!! スキルを得る場も必要ですが、有識者同士で考えるってすごく気づきを頂きました。研究することが楽しいと思えた事が一番大きかったかもしれないですw


ちなみに、個人的 and 運営チーム的にとても嬉しかったのが、

◯◯さんの意見シェアで、自分のつまずきをシェアしていたこと。(渾身の質問が滑ったこと)自分だったら、シェアできずに自分の失敗で留めてしまうと思った

という感想をいただけたこと。

コチ研では、流派やスクールの垣根を超えて、若手コーチが「わからない」ことを持ち寄り、研究できる場を作りたいと考えていたので、

 ”失敗したこと" や "わからないこと" を、正直に吐き出してもらえたこと。そして、それをみんなが受け入れて、学びや気づきの糧にしてくれたことがとても嬉しいです!!

勇気を持ってシェアしてくれた参加者の皆さまに心から感謝します。

これからも「わからないことを、正直にわからないと言える場づくり」を研究していきたいと思いました。

参加者の声 (アンケート結果

初回、どうなるかと思いましたが、好意的な感想を多くいただいています!

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とても楽しく、「わからないこと」が多い会でした!ありがとうございました。
凄く楽しかったですし、体感的に学びが大きかったです!次回も楽しみにしています!
コーチングの交流自体が初めてだったので自分としては参加することに意義がありました。そんな初心者の私でも学ぶこと,わからないことが分かったことが満足度につながりました。
たくさんの方と交流でき、たくさんの方の意見が聞けて楽しかったです。
斬新な試みでおもしろかったです!他の方のシェアも参考になりました。
面白い取り組みだなと思いました!
自分にとって良かった点
・やはりコーチコミュニティは素敵だなと思えた。
・なあなあでやっていること(スキルの使い分け等)を再認識できた。

もっとやりたかった点
・テーマに沿って、もっと長い時間セッションしてみたかった。


Twitterでは、#コチ研 が盛り上がってます。

これらは、ほんの一部。本当に、ほんのほんのほ〜んの一部。

皆さんの振り返りのために、マインドマップをリアルタイム作成していたのですが、それだけで貴重な財産になるような気づきが盛りだくさんの会になりました。

※参加者の皆様限定で、後日シェア予定です

まとめ (だれが何を得たか

ファシリテーター目線で、今回の体験をザクッとまとめると、、

あえて質問に制約をかけたことで、質問以外の手法がクライアントに及ぼす影響を再認識し、コーチがどう関わっていくべきかを再考するきっかけ

であり、

質問は「常に必要なわけではないかもしれない」という新たな問い、そして「では、なぜ質問が必要なのか?」というさらなる問い

を得た時間になっていたように感じます。

もちろん、これは僕個人の感想であり、参加者の皆さんそれぞれに刺さったポイント、問い、新たな「わからない」があるはずなので、それを一つにまとめるような野暮なことはしません。

ぜひ、その感覚をじっくり味わっていただけると幸いです。


というわけで、最後は記念撮影をして終了。

おそらく第2回を実施すると思いますので、その際はまた熱意ある若手コーチの皆さんに参加いただければと思います!


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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