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コビトさんの世界

数年前から作家さんが作り出した作品に心が留まるようになりました。

一昔前は、ギャラリーや限られたお店に行かなければ出会えなかった作家さんの作品も、今は、Creemaなどのオンラインショップで手軽に作品を見たり買ったりできますね。眺めるだけでも楽しいのですが、気になった作品は実際に購入したり、気に入った作家さんの個展に行ってみたりとネットショップから世界が広がりました。

「作家さん」って近年の呼び方なのかな。noteもメンバーのことを「クリエイター」って呼んでますよね。「アーティスト」とか「画家」、「◯◯作家」よりも「作家さん」て言うと表現が柔らかいというか、なにかを作り出す人を表す言葉として幅が広いイメージがあります。

私が作家さんの作品を好きになったきっかけは、コイズミタダシさんのコビトさんでした。コイズミさんはCreemaではお馴染みのブロンズ作家さんです。

【泣かないで、もう。】

初めて「泣かないで、もう。」という作品に出会ったとき、涙が出たんですよ。泣いてるコビトさんを覗き込むバイオリン弾きのコビトさんと、少し離れてピアノを弾くコビトさん。金属のかけらで出来ているのに、命が与えられたように優しい作品で、痛んでいた心が慰められました。

それ以来いくつかの作品をお迎えしましたが、どのコビトさんもシンプルなフォルムなのに不思議と表情が見えてくる気がしてしまいます。

また、作品に添えられている言葉がまたすてきです。詩人ですね。

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