インターン日記#9

バルセロナは12月に入っても、まだ暖かい日が続きます。
毎日ほぼ快晴で、日中20度近くまでいくことも。

ということで、穏やかな気候で外で飲むカフェは欠かせません笑
いつも黙りこくったままのカフェタイムですが、日ごろからお世話になっているProject Manager(以下、彼女と呼びます)がたまたま出張で来ていて、一緒に過ごすことになりました。


その時一緒にいたのは、会社で長年働いているManagerクラスの人ばかり。
マネジメントの話やHRの話、Managerを対象としたトレーニングの話などで盛り上がっていましたが、
途中からどのように彼女がエンジニアになったのかという話に移りました。

今ではとある組織でも重役を務めているくらい、自動車について詳しい彼女ですが、
機械工学を学んでいた大学時代では、将来は何も決まっていませんでした。
しかし、周りがシミュレーションを用いる時、そのシミュレーションが本当に正しくプログラムされているか疑問に思ったそう。
指導教官の人格に惹かれたこともあり、修士ではシミュレーションのことを勉強するようになりました。

そのまま研究を続け、博士課程で流体系か構造系か、どちらに進むか迷いましたが、
そこでも教授が素晴らしかったから構造系に進みました。
彼女の時代に、博士課程まで進むことは珍しかったに違いありませんが、
就職したかったというよりも、その人がいい人だったから、という理由で
博士課程を選んだといいます。

ここで一緒にいたManagerの一人が、大学時代水産学を勉強していたよ、という話をしましたが、

「もしその時会っていた先生によっては、水産学を勉強していたかもしれないねえ」
と笑って言っていました。

終始うなずくだけだった私に、最後に
「ちゃんと決めなくても大丈夫だから。好きなことやりなさい。C'est la vie.」と言って、彼女のオフィスへと戻っていきました。

このような話は今年に入ってからたくさん聞いてきて、
特に新しい感動や教訓はなかったのですが(失礼)、

ここまでの一連の話をすべてスペイン語で聞き取れたことが
私にとって一番印象に残りました。
ネイティブではない人の話であれば、多少は会話についていくことができるようになってきた、、のかな?

このブログを読んでいる2023年以降のヴルカヌスの参加者の中には、
現地語を4月から始めた方も少なくないでしょう。
よく過去の参加者から「だんだん聞き取れるようになるよ」とアドバイスをもらっていても、本当にそうなのか不安になると思いますが、

(毎日諦めずに何かしらを続けていれば)だんだん聞き取れるようになれます。これは本当です。

ある日突然、すべてが理解できるようになって、
口が勝手に動くなんてことはありません。
私は未だにネイティブ同士が会話していることは、20%も分からないと思います。

それでも、自分から話題を振ったことについてはちょっとずつ会話も続くようになったし、
お店に行ったときに自分の要望を伝えたい時にも、事前にメモをすることなく話せるようになりました。

5か月目にしてやっとこのレベルに達することができたのは、
私と一緒にスペイン語を練習してくれた日本人たちや、現地で色々助けてくれた人のおかげにほかなりませんが、
それでも自分が理解できるようになるのは嬉しいものです。

あと三か月、また自分の語学力が伸びたと実感できる出来事があれば
その都度書きたいと思うので、
もし現地語がしんどくてやめたい、と思っている人がいれば今後の投稿も是非見てみてください!笑


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