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ブレインゲーム(2016)

予知能力を操る元FBI捜査官とサイコパスとの激突を描くサイコスリラー
アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの演技対決に注目

ハリウッドきっての名優アンソニー・ホプキンスと、強烈な個性を放つ怪優コリン・ファレルが競演したサイコスリラー。

予知能力を持つ元FBI 捜査官とサイコパスとの、スリリングな“頭脳戦”が描かれます。

【ストーリー】
FBI特別捜査官のジョー(ジェフリー・ディーン・モーガン)と相棒の女性捜査官(アビー・コニッシュ)は、連続殺人事件の捜査に行き詰まり、元同僚のアナリスト兼医師ジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)に助けを求めます。
ジョンは、娘の死をきっかけに隠遁生活を送っていますが、事件に特別な感情を抱き、捜査に協力します。
予知能力を持つジョンは、少年やセレブ婦人など、一見何の関係もない被害者たちの間にある共通点を明らかにします。そして、容疑者のチャールズ(コリン・ファレル)が、自分以上の能力を持っていることに気づくのです。

挑発的な犯人が犯す猟奇殺人に加え、娘の死に囚われたジョンの存在自体が謎めいています。予知能力という異次元の能力を操るキャラクターが主人公ですが、2人の実力派俳優の抑揚のある演技が物語にリアリティを与えます。

ホプキンスはさすがの存在感で作品を引き締め、狂気的なチャールズを演じるファレルは、堂に入ったキレっぷりでクライマックスのアクションシーンを盛り上げます。

世界的ヒットを記録したデヴィッド・フィンチャー監督のサイコスリラー『セブン』の続編として噂された “幻の『Ei8ht(エイト)』”のベースになっていたのが、本作の脚本であるといいます。

映画全編、不穏な気配に包まれた、陰鬱な雰囲気は確かに『セブン』に通じますが、『セブン』ほどの衝撃はないのは、残念というか、ほっとしたというか……。


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