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ボス・ベイビー(2017)

愛くるしい赤ちゃんは中間管理職!
大人の世界をちくりと皮肉る痛快コメディ

愛くるしい姿で、周囲の人々を幸せな気持ちにしてくれる“赤ちゃん”。でも、“お兄ちゃん”や“お姉ちゃん”となる子どもたちには、面白くない存在かもしれません。

だって、大好きなパパとママの愛情を独り占めできなくなってしまうから……。そんな、切なくて、かわいい子ども心が波乱を巻き起こす痛快コメディです。

【ストーリー】
7歳のティムにできた“弟”は、黒スーツを着込んだ、まるでビジネスマンのような“ボス・ベイビー”でした! あどけない赤ちゃんが、バリキャリのごとく、ふてぶてしく振舞うギャップで笑わせます。
実は、ボス・ベイビーは、「ベイビー株式会社」の中間管理職で、とある任務を達成するためにティムの家にやってきたといいます。大好きな両親を取られたティムは、任務が成功すれば会社へ戻るというボス・ベイビーに協力し、“弟”を追い払おうとしますが……。

全世界で興行収入540億円のヒットを記録。その立役者は、何といってもボス・ベイビーでしょう。

憎たらしいほどに愛くるしいその姿は、ずっと微笑んで見ていられます。ピュアな子ども視点で、大人の世界をちくりと皮肉ったり、家族愛を謳うストーリーもよくできており、思い切り笑った後に、ほろりとさせられます。

製作は、ドリームワークス・アニメーション。字幕版では、ボス・ベイビーの声を、アレック・ボールドウィンが、日本語吹き替え版では、ムロツヨシが担当。お茶目な大人たちの、粋な遊び心が楽しい作品です。

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